いばらき旅のCAFE vol.12は、常総・菅生をめぐる旅。
前日の雨が嘘のような夏の日差し。
まずはあすなろの里にて菅生沼についてのオリエンテーションから。
今回で4回目の参加となる旅のカフェで気づいたことは、このオリエンテーションに参加するとしないとで、その日の旅で見つけること感じることが、だいぶ違ってくるということ。
その地に関わる人々の思いに触れることで心眼の曇りが拭われるのでしょうか。身近な場所で新たな発見をしたり、ささやかなことに感動したりする確率がグンとアップするように思います。
ワクワク感が高まったところで、いざネイチャーツアーへ!
菅生沼を考える会の皆さんや、菅生沼をコウノトリの生息地にと活動しておられる方々にガイドしていただきながら、あすなろの里と茨城県自然博物館を繋ぐ「ふれあいばし」へと向かいました。
いやはや、常総の空は青かった!
視界を遮るもののない空の広いこと。
見渡す限りに水生植物が茂り、足元の橋以外には人工の造作物が目に入らない景観は期待以上に見事でした。
「沼」ってもっとおどろおどろしいイメージがありましたが、初夏の日差しの水鏡がなんとも清々しい。気分も晴れ晴れ。甲羅干ししてる河童が「ちわっす!」陽気に声をかけてきそうな勢いです。
水中にはさぞかし多種多様な生き物がうごめいているに違いありません!
と、思ったのですが、、、
実際は上流から流入したヘドロが堆積し、40〜50年前に比べてだいぶ水深が浅くなったことで生態系にも変化をもたらし、生息する動植物の多様性が損なわれているそうです。
菅生沼を考える会の皆さんのたっての願いは、まずは水深を深めること。
子どもの頃に遊んだ、水草の影にたくさんの生き物が生息する、真に自然のゆたかな菅生沼を取り戻すことです。
菅生沼の今後に抱く構想はさまざまな立場からあるようですが、ワタシ個人としては今あるこの景観をなるべく変えず、この手つかず感を守ってほしいと思いました。
自然の力を取り戻すために必要とあらば、水深を深める事業はできるだけ早く着手した方が良いかと思いますが、水戸市内の水辺の整備に望むことと同様に、開発ではなく保全の方向で進むのが望ましいように感じます。
長年かけて自然が作り上げた景観を変えるのは一瞬ですが、一度手をつけてしまったら戻すことはできないのですから。
ところで、水深が浅い今は今なりに、ネイチャーガイドの案内付きで、ドロドロ覚悟自然探索沼トレッキングなんてどうでしょうね。ゴム製の胴長でもレンタルして。
首都圏からも近いことですし、ワイルドなほど人気が出るかも?素敵な展望風呂もあることだし。
旅のカフェのプログラムはこの後もまだまだ続くのですが、時間の関係でひと足お先に失礼し、帰りがけ、一言主神社に立ち寄りました。
美しい曲線を描く社殿の屋根が印象的。
あら、わが家の家紋と同じ九曜の紋ではないですか!
これも何かのご縁、また来る予感の常総の旅でした。
今までこんな見方してたかな…の『旅のCAFE』、効能効果は人それぞれ。
次回は7月14日(土)「芭蕉になりきりウォーキング in 鉾田」です。
参加予約、お問い合わせはこちらから☆いばらき旅のストーリー☆
今回の「旅のカフェ/常総・菅生沼」は、6月16日のIBS茨城放送でその模様が放送されます。
☆「note of notes.」☆16時台の予定。お楽しみに!
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» Tags:いばらき旅のCAFE, 菅生沼, 一言主神社, IBS,
Trackback(0) Comments(4) by Yamepi|2012-06-11 22:10
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