星の降る夜

ほんのきもちです　　

BLOG by Yamepi

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娘たちからインフルエンザをもらった◯パも火曜日には平熱に下がり、昨日水曜日はもともと休日でしたので、病み上がりの体力調整に格好の日となりました。

「じゃ、◯パはうちでのんびり更なる回復をはかってよ。あたしゃ看病疲れを癒すために一人でランチでも食べてくるわ。お昼は用意してあるからね。え？ちょっと用足しに出る？ちょうど良かった、じゃあそこらへんまで乗せてって」

「クルマで行かないの？、、、◯◯へ行って昼間から飲むんだね」

「（ギク！なんでわかったの？）うーんと、、、ハハ、やっぱりさぁ、◯パも一緒に外で食べる？」

てなわけでこじゃれたイタリアンから一転、行き先を蕎麦屋に変更。
思いがけず◯パが饒舌で、仕事のこととかこれからのこととか、ちょっとシリアスに語ったりして。（能天気な嫁のせいで？）まだ若いのに白髪だらけの◯パの頭を見ながら、ワタシの頭の中にはファンモンの「ヒーロー／明日へ」が流れていました。この曲聞くと涙腺がゆるみます。

その帰り道、Yasumineさんのブログで夕焼けの写真を見て以来気になっていた池を探してみました。

みぃつけた！
周辺道路からはまったく見えない、まさしく穴場ですね。
空の色も写真の腕も悲しい程見劣りしてますが、間違いなくここ。

池のほとりを歩く◯パの写真も撮りました。
そういえば20日は私達の結婚記念日でした。どういうわけか毎年忘れてしまい、過ぎてから思い出す結婚記念日。今年は一日遅れで思い出せた。
昨日は語るべくして語る日だったのね。

そして、昨夜はオリオン座流星群の極大日でした。
新月で雲もなく、絶好の観察日和。寝る前にちょっと見ようよと誘われて、ベランダに椅子を持ち出しました。しばらく天体望遠鏡も出していなかったし、ゆっくりと夜空を見上げるのは久しぶりです。

闇に目が慣れてくると、ポンコツなワタシの眼でも大きな星が見えてきました。見上げる屋根の渕のすぐそばでぼんやり光る塊は、プレアデス星団です。双眼鏡を使うと、６つの大きな星といつくもの小さな星が見えました。

途中から◯とも参加。毛布で体をぐるぐる巻いて、リクライニング姿勢の◯パの足の間にワタシがリクライニングし、その足の間に◯とがリクライニングし、３両連結一体型姿勢で夜空を仰ぎます。

プレアデス星団の斜め右下に輝いていた明るい星は、オリオン座の四角の右下の星でした。時間とともに夜空が回転して徐々にオリオン座全体が見えてきました。

「星が動いてるんじゃないよ、24時間で４万キロというジェット機より速い猛スピードで地球が回転してるんだよ」と◯パ。

そう聞くと何だか船酔いしそうな気分だわ。いえ、決して熱燗のお銚子ラッパ飲みしてるからじゃなくて。本当に夜空って長く眺めてると酔ってきます。

眼の良い◯とは小さな流星をいくつも見つけています。
◯パもさっき一人で大きなのを見つけて、おお！と野太い声を上げていました。
気前よくでっかいのひとつ、何とかお願い！と思っていたら、眼の端にキラリ！
ワーッ！という声を発してる間ずっと見えてるくらいの大きな流れ星を◯とと２人でとらえることができました！
ワタシにとって過去最高の大きさ。尺玉クラスです。

いやはや◯パの悔しがること。
次は３人で一緒に見ようということで、エリアを定めて眺めること更に20 分。
見えましたよ。
さっきのに比べると大きさ的には８号玉クラスだけれど、光の強い流星でした。
３人揃って感嘆の、そして満足の声を漏らし、今宵はお開き。
すごく変わったことも素晴らしく贅沢なこともなかったけれど、この日感じたことは忘れたくないな思いました。

　　　　　　　　　　　　　　　☆　☆　☆

　　　　　　　　昨日のワタシには願い事が３つありました。
星が流れている間に唱えることはできなかったけれど、光の軌跡を思い出しながら
　　　　　　　　　　　　　　心の中で祈りました。
　　　　　　　　　　　そして時間は午前２時。キョエ〜！