ただではすまない

ほんのきもちです　　

BLOG by Yamepi

[ほんのきもちです] 記事数：479

高校生になった◯とは、初めての運動部でくたくたどろどろの毎日を過ごしています。一昨日からは４泊５日の合宿に突入。練習メニューを聞いて目眩おこしそうな、スポーツ魂みなぎる暑い夏なのです。

新任の顧問の方針で、今年から昼と夜の食事の支度は親が関わることになりました。ワタシも昨日の昼が担当で、初対面の父兄お二人と力を合わせ、買い物から給仕まで、約30人分の食事の世話を無事勤めてきたのです。

家ではお腹を空かせた◯えがお留守番してたので、何か好きなもの食べに連れてっちゃる！と声をかけ、モスバーガーに向かったのでした。オーダーの品が届くまでの間、何気にバッグを覗いたら、見慣れぬキーホルダーの鍵がひとつ。
合宿所の鍵です。
顧問から預かって、買い物の出入りに使って、そのままバッグに入れてお返しするのを忘れてたのです。

しまった〜！

すぐに◯との携帯にかけてみるも、知らないお姉さんが「ただいま電話に出られません」と言い放つのみ。困った。
仕方ない、恥を忍んで今朝うかがった顧問の携帯にかけてみよう。ところが何度かけても通話中。よくよく見たら、登録した番号が一桁足りないんですもん。登録するとき見栄はって画面見えるふりしたから。。。老眼、憎し。
店内で食べるはずのハンバーガーを急遽テイクアウトに変更。◯えと二人、再び合宿所へ向かいました。

ドアの鍵はもちろん開けっ放しで、でも中には誰もいません。鍵はないけど、練習だー！と、既に出ていってしまったのでしょうか。
いつまでここにいてもしょうがない。
「誰もいませんか〜！鍵閉めちゃうよ〜！いいんだね〜！」と歌うように叫んで外へ出て、施錠。体育館へ行ってみましたが部員の姿はどこにもありません。仕方なく来た道を引き返し、さてどうしようと途方に暮れました。

いっそ合宿所のどこかに鍵を隠して、とんずらしてしまおうか。そんなことを思いつつ、もう一度鍵を開けて合宿所の中へ。さて、どうしよう。

あれ？さっきは気がつかなかったけど、お昼作ってた時は食堂と寝室を隔てるたくさんの引き戸はすべて開いていたはず。今は全部閉まってます。
１枚の引き戸をソーッと開けてみると、、、

！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
この！と同じ数だけの人々が、大広間のような部屋に布団を敷き詰めて、一斉に食後の午睡の真っ最中だったのです〜〜〜ッ

キャアアアアァァァ！

声に出さない悲鳴をあげながら、そこらのテーブルの上に鍵を置いてこそこそと退散。
一目散にクルマに乗り込みその場を去ったけれど、少し落ち着いてきたらもうおかしくておかしくて。だって鍵を持ち帰ってしまったのも充分粗忽だけれど、入り口一つしか無い合宿所に、危うく30人閉じ込めるところでしたもんね！そしてそれよりもっとイタいのは、、、

さっき「誰もいませんかー？」と戸１枚隔てて叫んだとき、ワタシったら信じられないことに、アルプスの少女ハイジになりきって叫んでたんですー！

お願い！誰も聞いてなかったって、言ってー！！！

　　「ママって、いっつも・・・」と言いかけてやめた◯えの目が冷たかった。

　　　　　　　　　　　　＊見てくださってありがとう＊
　　　　　　　　　　　　　↑↑ポチッとお願いします