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[一期一会的生活] 記事数:104

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おとめの死

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先週、とってもとっても悲しい出来事がありました。
うちで飼っている、ハムスターの「おとめ」が
たった10ヶ月という短い生涯を閉じました。

しかも、原因はたぶん、
「熱中症」
私の不注意でした。

今年の暑さは尋常ではないことくらいは
もちろんわかっていたので、
ハムスターもさぞつらいだろうと
日中の一番暑い午後の3~4時間くらいは
人が居なくてもクーラーをかけ、
涼しい部屋に置いていたのですが、、、

最近、好物のひまわりの種を食べる量が減った、
とは思ってました。
それだけでなく、巣箱の入り口から
顔だけちょこんと出してぐたぁ~っと
寝ていることが増えたんです。

そこで気づけばよかったのですが、
(そりゃ締め切りの巣箱は暑いよね。
こいつは寝顔もかわいいなあ。。。)
なんてのんきなことしか考えなかった私。

ある日、朝起きてきたおとめを見ると
目は半開き、足元はよたよた!!
歴代飼ってきたハムスターも
死ぬときは目がやられていたのを思い出し、
すぐに近くの動物病院へ。

先生いわく、
「1日クーラーつけっ放しにするくらいじゃないと
かわいそうよ」
とのこと。

その上、おとめはもともと腎臓など内臓が弱かった可能性も示唆。
えさについても
「好物のひまわりの種ばかりあげていると
脂肪肝になりやすいから野菜、果物も結構あげないとだめ」
なんだそう。
人間と一緒なのね~。。。

今まで幼稚園に勤めていたときなど
さんざんハムスターは飼ってきたのに
まったく持って無知な自分に
腹立たしくて涙も出てきませんでした。

とりあえず、栄養剤を注射してくれて
流動食の作り方まで教えてくださった先生。
「でも、こうやって病院に連れてきてくれただけで
この子は幸せだと思いますよ」
と慰めてくださいました。

(とても親切な先生とスタッフの居る病院、シン・ベット)

その後、うちに帰ってぶどうを口まで運んでやると
片手で持ってすすっているではありませんか!
「まだ大丈夫かも。がんばれ!おとめ!」
と期待もしましたが、
次の日の朝にはさらに弱ってしまい、
いよいよえさも食べなくなっただけでなく、
手足も冷たくなってきた感じ。

(元気なく丸くなるおとめ)

その日はどうしても1日仕事で帰宅が夜中の予定。
せめて看取りたい、という気持ちを必死で抑えて
うちをでました。

で、もう冷たくなっているだろうなあ。
と家へ帰ってみたら。。。

なんと!!!
本当にかすかにですが、息をしているではありませんか。
嬉しいのと、苦しいだろうにという思いが混じって号泣。
でも、頑張っているんだからとおとめを手のひらにのせて
せめて楽しい最期にしようと歌を歌ったり楽しかったことを話したり・・・

でも、ふと「苦しいよね、もう楽になってもいいんだよ~」
と声をかけたんです。
すると一瞬、手のひらから落としそうになるくらい
体を動かしたのです!

びっくりして
「おとめ!?痛かったの?大丈夫?」
と言ってみると失禁しておりました。
そして、、、
体全体でかすかにしていた呼吸の間隔が
徐々に長くなっていきました。
体をなでてあげながら
涙が止まりませんでした。

7月28日23:45頃、おとめは旅立ちました。
私が帰ってからわずか30分の出来事でした。

苦しかっただろうに、私に気を使ったのか、
一日中頑張って待っていたおとめを思うと
今でも涙が出てきます。

デモ、今まで飼ってきたハムスターは比較的丈夫で
死因は老衰のような形が多かったので、
今回は看取ってあげたい、という思いの強かった私。
その思いが通じたのかも、と思うとなんとも不思議な気分でした。

今は実家の裏庭の土の中で眠っているおとめ。
ようやく涼しいところにいられるようになりました。
それにしても、
かわいかったなあ。あいつ。

Trackback(0) Comments(5) by スイミー|2010-08-06 22:10

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