さっき私宛に一本の電話が入った。
10年ぶりの恩師の声。
嬉しくて、嬉しくて、涙をこらえながら、元気に一生懸命話す。
ずっと逢いたいと想っていたけれど、そんな自信もそんな自分でもなくて、
年に数回届く大学からの広報を、そんな気持ちで読んでいた。
音楽には、どんな形でも、これからも関わっていきたいという気持ちがあって、きっかけを作ろうと、言葉にして何度となく話していた。
そんな時、大学からまた一通の封筒が届いて、想わぬきっかけを頂いた。
すぐに門下の友達に連絡をして、参加の意思を伝える電話をする。
先生のレッスンが受けられるかもしれないと、講演や講演後のイベントについて、担当の方にいろいろと聞く。何度か連絡を取り合って、私たちがお願いしようとしていた事は、例年にないことだと言われてすぐに諦めた。
できない事ではないと思ったとき、自分の意思だけはしっかりと伝える。
けれど、その想いが大学の方越しに届いていたみたいで、先生から、いろいろ聞いたわよ!あなた達が申し込んでくれてると聞いて、嬉しくて電話したのよ!と、とっても元気そうな先生の声。先生との距離がまたぐっと近くなった気がして、だるさも吹き飛んだ。
10年ぶりの先生の声。穏やかで、とってもやさしい声。
電話を切って、嬉しさを噛み締めた。
ほんとうに嬉しくて、久しぶりにたくさんのうれし涙をいっぱい流した。
今年の夏の楽しみが、また一つ増えた夜♪
by ボタン|2009-05-21 21:09
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