世間では、GWに入った方も多いでしょうか。
今朝の公園は、バーベキューの準備をする人々でにぎわっていました。
ぽかぽかのお天気の下、外でいただくご飯は
最高においしいでしょうね♪
今日のわたしは、土日の忙しいスケジュールを終えて
お家でのんびり過ごしています。
こんな日は、ヨガをしたり
本を読んだり
お庭しごとをして過ごすのが好きです。
ここに住み始めて、5年目になるのですが
随分と土地やご近所の方にもなじんで
道を歩けば
「あ!○○さん。おはようございます!最近あたたかくなってきましたね~^^」
って言い合える人がいて
これが「根を張って生きる」ということなのかなぁ~
と、思ったりします。
お家も、お庭も、少しずつ変化しながら
自分たちの生活に添ってきました。
壷に植えたアイビーは
初めからそこにあったかのように
いい具合に風化してきました。
枯れて、いなくなってしまったと思っていた子が
ふと、違うところから葉を出していたりして
知らないうちに蒔いた種が
ちゃんと実るって、人生みたいだなぁ~と
しみじみ感じます。
わが家で今盛りを迎えているのが
「ナニワイバラ」というツル薔薇です。
3年程前に友人から分けてもらった一枝を
挿し木して育てた、大切な子です。
初めは10cmほどの枝が
ぐんぐんと大きくのびて、ツルも這い
私の背丈をとうに越えました。
その年は花を咲かせてくれなくて
1年経った春に、一輪だけ小さな花を咲かせてくれました。
それは嬉しかったことを覚えています。
2年目は、二輪。
「枝葉は立派なのになぁ~」
「栄養が足りないのかしら?」
そして3年目の今年。
「どうなるかなぁ~」
と心配していましたら
なんとなんと、数え切れないほどの美しい花を
咲かせてくれています。
軒下にもツルをのばして
お家の壁いっぱいに広がりつつあります。
ツル薔薇の這うお家。
素敵だな~♪
(借家だけれど…^^;)
今のところ大家さんにも注意されていないし
「どんどん這っておくれ~♪」
なんて、ひそかに思っています。
お庭作りは、年月のかかることだと感じます。
植物達は、すぐには育たないし
適材適所があります。
本に書いてある情報が、その土地や植物によって
合っているとも限りません。
日照や、風通しの関係、土の性質。
それはやってみないとわからなくて
何度も失敗しながら
この場所にはこういう植物が合うんだなぁ
って、経験から学んでいくことが多いです。
ターシャという、絵本作家であり
園芸の本もたくさん出されていたおばあさんは
あたらしい植物を植えるときに
3箇所の違う場所に植えたそうです。
そうやって、その植物にあう場所を
植物と土地に聞きながら、庭作りをしていたそうです。
本当に…。
1年や2年の短い期間では
植物のよろこぶ生き生きとした庭を作るのは
難しいことなのだなぁと、感じています。
3年目にたくさんの花を咲かせてくれた
わが家のツル薔薇もそうですが
私たちからは見えない地面の下で
植物はしっかりと根を張っています。
表面的に見えている部分だけに
一喜一憂するのは人間で…。
結果を得ようと(花が見たいと)
先を急ぐのは人間で…。
植物はそんなことは、お構いなしです。
見えなくても、耳をかたむけようとしてみること。
信じてあげること。
自分の都合で急がずに、時間をかけてあげること。
植物たちは、人間が想像している以上の
「いきるちから」を持って
日々生長しています。
そんなことを、今日も庭作りから教えていただきました。
ありがとうございます。
Trackback(0) Comments(2) by yogini*kumi|2013-04-29 13:01
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