「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

SLOWHAND と Electric Ladyland

最近ついに僕は一生物のギターを手に入れた。
実は以前にも一生物のギターを手に入れようと思った時期があった。
あれは確か７，８年前の事だったと記憶している。

突然ギターが弾きたくなった。多分その頃バス釣りを趣味としていたのだが、季節は冬、釣れない釣りに嫌気がさしていたんだと思う。久しぶりのギター、腕は相当なまっていた。

下手くそは下手なりに楽しめたが、何か新しい情報が欲しくなり、何軒かの楽器屋を見て回っていた。何軒目かの楽器屋でそいつを見つけた。

リバースヘッドのストラトキャスター。フェンダーUSA。ジミ・ヘンドリックス・トリビュート。特価セールで値段がなんと９８,０００円！どうやら売れ残ってしまった物らしい。その頃僕はちょっと懐が暖かくて、でもそれを手に入れるには少々足りなかったのだが、あと少しお金を貯めれば買えそうだった。

別に僕はジミヘンのファンという訳ではなかったが、憧れのフェンダーUSA、しかもちょっと変わったモデル。人と違うものが好きな僕の心はすごく惹かれた。

しかし僕はジミヘンをじっくり聴いた事もなかった。ストラトキャスターにコンプレックスを持ってもいた。ストラトは上手な人が弾くギター、そんな思い込みもあった。今の僕には手に余るギター、なんとなくそう思った。

やがて春になり、バスも釣れる様になった。当時僕が好きだったブランドの新しい竿が発売になった。ギター一本分で２本の竿が買えた。僕は竿を選んでしまった。

今考えれば何であの時、って思う。でもその時にギターを買っていたら、持て余していただろうとも思う。何事も塞翁が馬なのだ。

釣りにそれ程興味が向かなくなった今は、毎晩夢中でギターを弾いている。

たまたま入ったリサイクルショップの広告にこいつは出ていた。ちょうどストラトキャスターが欲しくて探していた時だった。某オークションの相場より少し安い値が付いていた。

たまたま次の日にそちら方面に出かける用事があったので、これこそ塞翁が馬ってやつだと思った。

別に僕はクラプトンの熱烈なファンではないが、ちょっと変わった物が好きなので（でもアクティブ回路に９V電池が必要なのは嫌だな～）、気に入っている。

でも本当はSRVのレニーレプリカ、＃１レプリカが欲しいんだけど、とても買える値段じゃないので・・・

ミーハーな僕はケースもツイードのが欲しくて・・・

確かにこれは一生物だけどこれで僕の物欲が治まるかどうか・・・バカにつける薬、探してます（笑）。

Trackback(0) Comments(3) by マー坊｜2009-10-05 23:11