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[バカにつける薬] 記事数:78

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川は誰のもの?

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またしても台風がやってきた。いつもならもう来る事はない時期じゃないかと思うのだが。会社の裏の田んぼも水浸し。ついでにダムの放水のサイレンも鳴り出した。

会社の裏を流れる川の上流には、2005年に小山ダムというダム湖が完成した。それまで度々氾濫していた川も、その完成から以降、そのような事態はなくなった。昨今問題になっている八ッ場ダムのような問題は少なからずあったのだが、完成した今は何も語られる事もなくなっていた。

僕が以前釣りに行っていた花貫ダム(釣り禁止なのでもう行ってません)について少し。1972年に完成した花貫ダム。2年程前までよく釣りに行っていた。そこそこ大きい魚が釣れるので毎週の様に行っていた。

川にダムを造ると周辺の環境が変わる。1966年着工なので僕にはそれ以前の状態がどういうものだったか知る由もないのだが。

毎年夏になると台風に備えてなのか水位を下げていた。上流部は土砂が溜まって、本来なら渡れないであろう向こう岸まで胸まである長靴(魚屋さんがはいてる様な)をはけば渡れた。何年も通っていると土砂の量は少しづつ増えていくのが分かった。向こう岸まで渡るのが毎年少しづつ楽になるのだ。

多分ダムがなければ大雨の度にその土砂は下流に運ばれるのだろう。そして海まで流され、その砂が海岸に溜まり、砂浜を形作っていただろう。ダムが出来たおかげで砂や土はダムに溜まり、海岸に砂が運ばれなくなり、砂浜は侵食されて行くのだろう。そして海岸の浸食を食い止めるために沖にテトラポットが置かれるようになった。あまり良い景色とはいえなくなった。

ダムを造ると下流に土砂が流されなくなって川岸の侵食が進む。護岸工事をしなければならなくなるという。

ダムがあるおかげなのか、高萩に住んで一度も水害を経験した事は無い。もしダムが無かったら水害は起こったのか?僕には分からない。

人間が自然に手を入れるということは、そこに住む以上避けられない事なのかもしれない。しかし一度手を入れてしまえばその一部にとどまらず、大きな範囲で手を入れなければならなくなってしまう。大きく手を入れればその分のしわ寄せがどこかに現れるであろう。しかし不十分な対策では被害を被る人がいる、というのも事実である。

しかし確実にいえることは、川と海を行き来する魚がダムをはさんで分断されてしまう、という事実だ。アユやヤマメ、サケといった魚たちはダムが出来た事によって、どんな影響を受けたのだろう。川は一体誰のものなのだろうか。

Trackback(0) Comments(2) by マー坊|2009-10-26 23:11

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