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[バカにつける薬] 記事数:78

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川と釣りの関係。

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夏休みの頃だったと思う。N@Kで子供向けの科学番組、環境問題を子供にも分かるように噛み砕いたような、を見た。外来生物の事やらトノサマガエルが減少しているやら、そういう話だった。その中に”カワウの被害”について解説している部分が妙に引っかかった・・・。

各地でカワウが増えて問題を引き起こしているらしい。増えたカワウが繁殖期に群れになりそのフンが大量に木にかかり枯れてしまうだとか、釣りをするために放流したアユを食べつくしてしまうだとか、各地に被害を与えてるらしい。気になってネットで調べてみた。

関西圏の被害は大変なものらしかったが、関東圏でもだいぶ被害が増えているらしかった。場所によっては地元猟友会の協力で駆除を行っている自治体もあった。

そのテレビ番組では、アユは放流するからいいがアユと一緒にウグイやオイカワ、メダカ等にも被害が及んでいると言っていた。そしてなぜか”どうしてカワウが増えたのか”については一言も言及されてはいなかった。

僕は大人になるまで、川で釣りをするのにお金がかかることを知らなかった。釣り券を購入しなければ釣りが出来ないということを知らなかったのだ。地元高萩の川では必要なかったのだ。まず、漁協が高萩には存在しない。だから釣り人の為に魚を放流なんかしていない。

大概の川では漁業権が設定されていて、地元の漁協が釣り人の為に魚を放流してお金を取って釣りをさせるようになっている。なんだ、釣堀みたい・・・僕は高萩で良かった・・・なんて思ったものだ。

釣り人の為に漁協はアユやヤマメ、ニジマスなどを放流している。それをカワウが食べる。すると釣れなくなるので釣り人が漁協に文句を言う。漁協はまた魚を放流する。漁協はカワウが魚を食べてしまう事を”被害”と言う。釣り人も魚が釣れなくなるので”被害”と言う。カワウは食べても食べても漁協が魚を放流してくれるので、餌に困らない、ので繁殖する、カワウ食べる、餌減らない、カワウ増える。これは僕の個人的見解だが・・・あながち間違っては無いと思う。

人がレジャーである釣りの為に魚を放流する。そこにお金が発生する。お金を取って釣りをさせる。そのお金で魚を買ってきて放流する。それをカワウが食べる。人はカワウが放流した魚を食べる事を被害と言っている。そして餌に困らないからカワウが増える。

僕はそんな罪を背負いきれず、釣りをあきらめようとしてる。

那珂川ではサケ漁が最盛期に入っている。僕はサケを釣ってしまうと罪人になってしまうので(日本の川ではサケを釣るのには許可が必要)この日は何も釣らずに帰った(もってまわった言い訳だ)

 竿  :ダイワハートランドZ832MFB”カワスペシャル”
リール:アブガルシアアンバサダー2600CIAR
ルアー:自作バルサ製ペンシルベイト(10年ぐらい前に作った)

Trackback(0) Comments(4) by マー坊|2009-10-14 22:10

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