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[ほんのきもちです] 記事数:479

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今年もきっとやってくる

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これは◯えが0歳のとき、初めてサンタさんからもらったプレゼント。
押すとピカピカ音がします。


これまで毎年欠かさずサンタさんは娘たちを訪れてくれました。12月25日の朝には、必ずツリーの下にサンタさんからのプレゼントが届いていたのです。
でも一度だけ、もしかしたら今年は来てくれないかもしれない…そんな危うい年がありました。今から5年前、◯えが5歳の時です。

「でもほんとはサンタさんていないんでしょ」と、クリスマス間近のある日、怒ったような顔で◯えが言い出しました。
「どうしてそう思うの?」
「だって◯○ちゃんが、お母さんがプレゼント置くところ見たんだって。◯○くんも絶対いないよーって言ってた」
「………ハァーー(深く溜め息)残念だぁ。。。サンタさんはいるよ。でもね、信じてる子のところにしか来られないの。◯◯ちゃんのところにはもう来られなくなっちゃったから、きっとお母さんが代わりにプレゼント用意してあげたんだね。ああぁ、◯えところにも、もう来られなくなっちゃうんだわねぇ」
「ほんと?ほんとのほんと?!」

さぁ困った、5歳の◯え。
言葉にしては言いませんが、「どうしよう……、アタシのバカバカ!」と思ってる顔になってます。
その後か〜な〜り〜神妙な面持ちで考え込んでいましたが、いつの間にかサンタさん宛てにこんなお手紙を書いて、ツリーの目立たないところに輪ゴムでくくりつけてありました。(ポストに投函せず木にぶら下げるのは、とある絵本の影響です)
「さんたさんへ 
  ごめんなさい。こんどからこーゆうことおゆわないからゆるしてね ◯え」

その年のクリスマスイブは、どうなったでしょうか?
もちろん!サンタさんは来てくれましたとも。

                  *

今年◯えは10歳、小学4年生です。
半月ほど前、◯えが寝そべって本を読んでいた時のことです。
『ねずみの騎士デスペローの物語』というその本は、去年サンタさんからもらったもので、とても気に入って何度も読み返しています。
本を読みながら顔も上げずに、何気にこんなことを言いました。
「この本を書いたケイトさんは誇りだろうねぇ」
「ん?どうして?」
「だって自分の書いた本が、サンタさんにプレゼントとして選ばれたんだもの。子どもにあげるのに良い本だって、サンタさんにそう思われたからでしょ?」
「ふんふん、なるほど、そりゃそうだね」

                  *

どうやら今年も無事、我が家にはサンタさんが来てくれそうです。
みなさんのところはどうですか?

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Trackback(0) Comments(7) by Yamepi|2008-12-24 00:12

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