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[ゆたりやの亭主] 記事数:256

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手の痛み(誤診?)

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     実は4月のゴールデンウィークから
     左手首の関節が痛くて辛い日が続いてる。

     福島に向かう途中で痛みが酷くなり、
     片手運転でだったが、
     予約していたホテルに無事に着くことができた。
     取り急ぎサポータ−と湿布を買って応急処置。
     しかし、一向に良くなる気配はなく、
     次の日も痛みに耐えながら南陽〜山形経由仙台へ。
     仙台では違うサポーターと温湿布を購入。

     帰途、東北自動車道の福島西インターで途中下車し
     土湯温泉の観山荘で入浴したら、少しだけ痛みがやわらいだ。

     しかし、帰宅した後もギターを弾くと痛みが酷くなり
     少し良くなったかと安心してギターを弾くと
     また、左手首が痛くなる。



     このままではギターを弾く事もできない。
     仕方あるまい。
     こうなれば、大嫌いな病院に行くしかないと
     一大決心をして、近所のF整形外科へ・・・。

     症状を伝えると、レントゲン(左手首のみ)を撮影。
     現像されたフィルムを見ながらドクターは
     「これが正常な骨。そして、これが貴方の骨。」と
     僕の骨の異常を指摘した。

     それは、左腕の2本の骨が手首のところで接している写真と
     2本の骨が接点をもたず5mm程離れている写真だった。

     正常な人と比較された異常な僕は、
     まんまとドクターの説明に納得していた。
     これでは痛いはずだよ。
     骨と骨が動く度に、その間に挟まれた筋肉が
     炎症をおこすわけだもの・・・。

     さらにドクターはこう言った。
     「このサポーターはではダメ。こっちを使って。」
     「湿布もダメ。この薬を塗って様子をみてください。」

     ※経皮鎮痛消炎剤「エパテック・クリーム50g」

     勧められたサポーターは親指を軸に固定するタイプで
     確かに手首は安定し、動かない状態になる。
     ドクターの言う事を信じきった僕は
     痛みと炎症を抑える軟膏タイプの薬とサポーターを手に
     病院を後にしたのだった。

     それからというもの、
     「動かさないのが一番!そっとしておくように・・・」と言う
     ドクターの指示通り、ギターを弾くことを止めた。
     F整形外科へ行って1ヶ月が過ぎたが、
     手首は一向に回復の兆しはなく
     むしろ指の関節も曲がらなくなり
     左手全体が腫れて痛みも酷くなってきたのだ。

     再度、F整形外科へ行くとドクターは、
     「サポーターがキツいのでしょう。」
     「着けたり外したりしてみてください・・・。」とだけ。
     「スポーツ選手に多いんですよ。」
     「治るのに時間がかかります。」と他の患者の
     レントゲン写真をみせてくれた。
     なるほど、僕と同じ状況だ。時間がかかるのか・・・。

     またしても納得してしまった僕は、
     同じ薬をもらって様子をみることにした。

     その後、どうしても参加しなければならない
     東京のバンドのライブで横浜へ・・・。
     練習は程々だったが、やはり痛みは良くならないまま
     強行のステージへ・・・。

     それが致命的だったのか、定めだったのか、
     7月のライブが終わってから、
     手首から指先へと痛みは増々ひどくなり、
     左手全体の関節が繋がっていたいような感覚になった。
     パンツを脱ぐのも紙を掴むのも痛くて
     普通の生活にも支障をきたしていた。

     ある日、友人のHくんが
     僕たちの高校の先輩のU先生が
     K病院の整形外科医で
     国立医療センターにも来ている
     いい先生だと勧められた・・・。

     8月、Hくんの助言通り国立医療センターへ。
     しかし・・・お休みだった。

     後日、インターネットで調べて
     国立医療センターへ再チャレンジ!
     しかし・・・整形外科のみ休診だった・・・。

     僕も家族も本当に良い病院に恵まれない。
     父の死は診断ミスだった・・・。
     激しい頭痛と言語障害の症状があった父は
     紹介された病院でCTスキャンなどの検査をした。
     その結果、ドクターは「大丈夫です!」と太鼓判をおしたのだ。
     ドクターの言葉を信じてしまった父も家族も
     まさか、1週間後に脳内出血で他界してしまうとは
     夢にも思ってもいなかった。

     話しが脱線したが、
     気持ちを持ち直して国立医療センター・・・ではなく
     隣町のK病院の方へ行くことを決意し、
     お盆休みの土曜日やっとU先生に診てもらうことができた。

     U先生は症状を診て
     両手のレントゲンを撮る・・・。

     計4枚の左右の手のレントゲンを診ながらU先生は
     「僕には異常は診られないんだけど・・・?」

     なんと、骨の異常はどこにもないではないか!
     素人が見ても一目瞭然。
     F整形外科で見た写真とは異なり
     とても美しい骨だった。・・・どうして?

     僕はキツネにつままれたような気持ちになり
     F整形外科の話しをした・・・。

     U先生は
     「手首の骨の異常で指先まで腫れることはない。」
     と、断言した。
     そして、交感神経の異常の疑いがあると診断し、
     「このサポーターは装着しないでください。」と・・・。
     サポーターによる締め付けが原因の可能性を示唆した。

     今まで3ヶ月間、治療と思いやってきたことが
     すべてデタラメだったのか?
     ウ・ッ・タ・エ・テ・ヤ・ル!と思った。

     U先生は、
     RSD/CRPSとかカウザルギーといった
     難しい病名を教えてくれた。
     リウマチの薬にも使用する痛みや炎症を抑える薬や
     ドーピングにも使うような薬など・・・
     ちょっと恐ろしい薬でブロックするらしい。

     「強い薬です。4日分だけ出しますので、
     火曜日にまた来てください。」
     と言われ、3種類の薬を朝夕呑むことに。

     ※ポルタレンSRカプセル 37.5mg
     ※プレドニン錠 5mg
     ※タガメット錠 200mg

     後でネットでも調べてみたが、
     いただいた薬の副作用を読んで少々不安になった。
     しかしながら、RSD/CRSPの症状を理解している医者は
     少ないこと知る。・・・さすが先輩だ!

     やっと薬らしい薬による治療が始まった。
     なんとか痛みも腫れも完治し、
     9月6日のライブに望みたいものだが・・・。

     少し長くなってしまったので・・・
     この経過はまた後日お伝えすることにする。

     ・・・つづく




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» Tags:手首, 誤診, 病気, 医者,

Trackback(0) Comments(7) by Yasumine|2008-08-26 13:01

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