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「悲しき蕩児─釧路時代の石川啄木─」(実話小説)

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「悲しき蕩児─釧路時代の石川啄木─」(実話小説)
ロマンス 第3巻第11號(雑誌)
寺島柾史 著

ロマンス社 発行
昭和23年11月1日(1948)初版

※写真は昭和23年11月1日初版/¥50(定価)
●購入先/伊東古本店(名古屋市) 代金¥2,290(送料・税込)
●B5判・並製本(表紙カラー/伊藤龍雄画)・本文84頁(31〜33頁が寺島柾史作)
●高橋國利による挿絵(2点)

所蔵確認/プランゲコレクション(稀少)



戦後占領期の昭和20年(1945)から昭和24年(1949)の間は、すべての出版物が検閲のために提出された。この膨大な資料を民間検閲局の歴史学者ゴードン・W・プランゲ博士が、米国のメリーランド大学に持ち帰り、「プランゲ文庫」として保存した。平成4年(1992)、この貴重な資料のマイクロフィルムによる保存事業が、メリーランド大学図書館と国立国会図書館の協力により開始され、当時の雑誌5万6000誌・約80万件の記事タイトルがインターネット上で無料公開された。占領期雑誌記事情報データベースを検索すると、柾史の作品全43件が確認できた。この娯楽雑誌「ロマンス」や、この後紹介する「富士」や「實話と小説」もこのデータベースから発見したものだ。本誌の「悲しき蕩児/釧路時代の石川啄木」は、少年時代の柾史が釧路新聞社に勤める石川啄木を訪ねる話で、昭和22年10月(1947)発行の雑誌「健民」13巻第7號(北東日本厚生協会)に掲載の「文人の面影/私の文学修業手帳から」と殆ど同じ内容であることがわかっている。





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» Tags:昭和23年, 実話小説, 雑誌, ロマンス社,

Trackback(0) Comments(0) by Yasumine|2008-12-18 10:10

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