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「漁場ところどころ」(随筆)

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「漁場ところどころ」(随筆)
北方風物 漁場の巻 第2巻第2號(雑誌)
寺島柾史 著

北日本社 発行
昭和22年2月10日(1947)「漁場の巻」
昭和21年1月1日(1946)〜昭和22年3月1日(1947)(全14冊合本+1冊)

※写真は昭和22年2月10日初版/¥4.00(定価)
●購入先/ブック・ビッグ・ボックス(旭川市) 代金・合本¥19,250(送料・税込)
●A4判・中綴じ・本文16頁

所蔵確認/プランゲコレクション(稀少)



「漁場の巻」の表紙画は、青山義雄の描いた花咲蟹。柾史にとって青山義雄は、花咲小学校時代からの同級生で生涯の親友だった。少年時代は共に文学を好み「文章世界」「秀才文壇」などに投稿していたようだ。自伝風小説「希望の斧」にも青木義夫という名前で登場している。画家を目指した青山義雄は、後に渡仏しマチスに師事、日本洋画界の大家となる。この号で柾史が寄稿した「魚場ところどころ」は、戦後疎開先へ訪ねてきた東京の友人に旨い魚を食わせるために、知床半島のラウス村へ誘うところから始まる。少年の頃は漁師も手をあげてしまうほどコマイが大漁に釣れ、十銭で520尾も買えた話や、千島の大規模な北洋漁業の話など、とても興味深い内容だ。また、文末で柾史はこう締めくくっている。『ロバッカ海峡の船内で賞美した、紅鮭のチャンチャン焼きの味をおもひ出すのである』。





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» Tags:昭和22年, 随筆, 雑誌, 北方風物, 北日本社,

Trackback(0) Comments(0) by Yasumine|2008-12-13 12:12

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