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[研究的な生活] 記事数:4

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最近の野菜

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無肥料無農薬とか有機栽培とかオーガニックとか

最近、自然にも人にも優しい作物を生産しています。って話や、そのような光景をよく目にします。

都会に住んでいた頃は素晴らしいなと

そーゆーcafeかっこいいなと

そんな風に感じていました。

が、梨農家に婿に行ってから考えが変わりました。

森に入り木を切ったり

畑で野菜を作ったり

お米を作ったり

梨や、ぶどう、りんごをつくる中で

肥料や農薬を使わなくなくてはいけないのはなんでなんだろうと

普段生産している梨やお米はもそうですがそこまで肥料や農薬を使っていないし

野菜に至ってはほぼ無肥料無農薬

なんでそこまで無肥料無農薬や有機を謳わなくてはいけないのだろうかという2つの疑問が生じました

たぶん簡単に言うと、規格ってやつと需要、それと価格なんだろうなと思います。

安くて形がよいものを出さなきゃ売れないし

安ければいっぱい出さなきゃ儲けが出ない

だけど、畑を隅から隅まで見るのは無理

だから農薬と肥料を使わなきゃならないんでしょう

私の作る野菜のように

自家消費と余った分は道の駅という、趣味のような農家は正直生きていけませんそれだけでは。

祖父母はいつも言います。

「作物にとってご主人様の足音が何よりの肥料だ」と。

今日も、作物を見て回り、作物を食べる虫を見つけては潰し、土の中にいないか周辺の土をほじくり

虫を見つけて潰し、ほじくった土で作物たちが寒いだろうと土寄せしてやり

そんなこと大農家ではできないだろうと思います。

最初、オーガニックや有機

そんなの当たり前過ぎてあえて言うなよと思っていましたが

生きていくためには仕方ないことなんだなと感じます

この流れを止める一つの方法として

野菜オキュパイ運動もいいのかなと思います。

野菜の作れない都市圏に野菜を送らない

どんだけ野菜を作るのが大変で

作物が大切なものか

東京や大阪の人に知ってもらうために

全国の野菜農家は東京、大阪に野菜を送ってはだめ

そんなことしたらどうなるんですかね

一極集中に終わりが来るのではなかろうか

市場に勝てるのは政治ではありません

市場に勝てるのは食べ物です

だって政治がなくても生きていけるけど

食べ物なくなくちゃ大切な人も守れない

日本の生産者が高齢でいなくなったとき

私たち若者は

海外製品より安く提供するつもりはないはずです

どんなに高価にしても買ってくれるんでしょう

中国製品だけの食卓は嫌でしょ?

乏しい中野菜を作る若者たちがいつまでも優しいとは限りませんよね。

Trackback(0) Comments(1) by こいちろ|2014-11-09 16:04

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