1990年から1995年までのケンウッドのカーオーディオのカタログである。サブウーハーという物が流行り始めた頃だった。まだ箱とスピーカーは別々に買って組み合わせるか、クルマに造り付けするか、そんな頃だった。アメリカから逆輸入のスピーカーが発売になった。
1991年のカタログに初めて載ったKSC-9901、その半年ぐらい前にカー用品店で見つけた。当時乗っていたKP-61スターレットの後部座席をふさぐ形で取り付けた。パワーアンプも200W*200Wの物に買い替え、当時流行っていた That's Eurobeat をカセットテープで大音量で鳴らしながら走り回っていた。
スターレットをぶつけて廃車にしてから、このスピーカーを載せられるスペースのある車に乗らなくなり、部屋の片隅に眠らせていた。
今乗っているマイティーボーイ(2人乗り)のシートの後ろにスペースがあったので、久しぶりに鳴らしてみる事にした。ありあわせのCDデッキを取り付け、スピーカーをつないだ。25cmのウーハーはなかなかゴキゲンな音がした。
一ヶ月もしないうちに音がおかしくなった。低音が出ないのだ。ウーハーを見てみるとエッジがボロボロと崩れて無くなっていた。この時代のスピーカーはウレタン製のエッジを使っていた。水分が悪さをしてエッジが風化してしまうらしい。
あきらめ切れないのでインターネットで調べてみた。修理する方法があるらしい。お金もあまりかからず手頃な方法が見つかったので真似をしてみた。とりあえず以前とさほど変わらない音が楽しめるようになった。当時使っていたアンプは後輩にあげてしまっていたのでハード@フでアンプを探してきた。
すると今度はありあわせのCDデッキでは満足できなくなり、水戸へ行ったついでにオート@ックスでUSBメモリーが使えるデッキを買ってきた。コレがまた曲者で、段差を越えても音飛びが無くなった代わりに音質が悪く、しょうがないので2Gバイトのメモリーにアルバム10枚ほどしか入らない位に圧縮率を下げ、使っている。音もそこそこにはなったが、CDほどではない。我慢できるぎりぎり位のレベルといった感じ。
そんな事をしていたら、ハード@フで三十年ぐらい前のダイヤトーンのスピーカー(クルマ用ではなく家庭用)のスピーカーを見つけてしまい、オーディオにハマっていく事になるのだが・・・、続く。
Trackback(0) Comments(0) by マー坊|2009-10-30 23:11
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