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[ゆたりやの亭主] 記事数:256

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愛情一本(23)

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     1979年 YAMAHA(国産)
     SA-700 セミアコ



     帰って来たセミアコ!

     このギターは一度手放したのに
     最近になって帰って来た
     切っても切れない不思議なご縁のあるギターなのだ。

     19歳の時にアルバイトでお金を貯めて
     やっと手に入れた2本目のエレキギター。
     一本目のエレキギターは以前紹介した
     フェルナンデスのテレキャスターだった。

     ギターの善し悪しも分らない頃、
     所持していたシングルコイルのテレキャスターとは異なる
     ハムバッキングPUのギターが欲しくなった。
     その当時は、ラリーカールトンなど
     フュージョン(クロスオーバー)系のギターリストが
     使用していたギブソンES-335の人気もあり、
     ある意味、憧れのギターだったわけだ。

     セミアコを持てばあんな音が出せるんだ!
     (そんな訳ないのだが・・・)

     カタチから入る悪い癖で
     カタログで見たYAMAHAのSA700に
     一目惚れしてしまったのだ!
     というより、70,000円でセミアコが買えることが
     最大の購買理由だったわけだが・・・。



     当時のSAシリーズのラインナップは、
     SA-700・1000・1200、の3機種だったと思う。
     一見ギブソンのコピーだが、
     YAMAHAの独特の仕上がりと形状。
     しかも、重量も結構あり、
     素材はあまりギターに使わない木材のようだ。
     さすがにMADE IN JAPANだけあって
     作りはしっかりできているものの、
     サウンドの方は思っていたような枯れたトーンを
     出すことはできなかった。

     昔、ステージで数回使用したことはあったが
     その後、30年近く出番が無く、会社に置きっぱなしになっていた。

     昨年、仕事でお世話になった高校時代の先輩が事務所に来て
     「いらないギター譲って貰えないかな?」というのだ。
     子供たちとさまざまなワークショップを主催している彼は
     子供たちに楽器に触れる機会をつくりたいという・・・。

     どれも想い出深いギターばかりではあるが、
     そういう事であれば喜んで協力したいと考え、
     会社に置きっぱなしだったSA700を寄付することにした。
     先輩はとても喜んで持って帰ってくれたのだった。



     数ヶ月が過ぎたある日、
     ひょんな事から先輩は僕の会社の
     仲間になることになったのだ・・・。
     ご縁とは誠に不思議なものだが、
     このご縁のおかげで一度手放したギター(SA700)は
     僕の手に帰ってくることになったわけだ。

     ギターを手放したおかげか
     ギターが連れてきてくれたご縁なのか・・・。
     あるいは、なぜ僕を手放したと悲しんでいるのだろうか?
     ギターは何も言ってはくれないけれど、
     素敵なご縁を連れて帰ってくれたことには違いない。
     
     実に不思議な愛らしいギターではないか・・・。

     これからはもう少し大切にし、手を加えてプレイにも使える
     個性あるギターに改造してみようと考えている。

     近年入手した1971年のギブソンES335はこちら

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» Tags:YAMAHA, Electoric, 1979年, SA-700, セミアコ,

Trackback(0) Comments(2) by Yasumine|2009-12-01 14:02

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