どうしても行きたくて、でかけることにした。
旅のカフェvol.15・・・水戸谷中。
水戸の谷中界隈は、個人的に想い出多い場所・・・。
愛宕神社や保和苑、桂岸寺、水府提灯、谷中の桶など
歴史的な史跡や伝統工芸なども残る町。
そして、粋な人が多い町・・・。
出会うたび
学ぶたび・・・
いろいろと
考えさせられた。
思いのほか谷中の夕暮れ時は涼しかった。
狭い路地を抜ける風が心地よい。
毎日歩いたこの路地と
中学時代を想い出していた・・・。
ここに集まる人たちは
懐かしい人に会いに来るような感じだ。
飾り気のない倉庫が
人が集まるだけで別世界に変わった。
芸者さんの生演奏が始まる。
お座敷でしか味わうことのできない
三味線と小唄の演奏が
路地裏の倉庫で・・・。
谷中は花街として栄えた時代があった。
いまでは、旅館だった古い建物や
風情ある佇まいの料亭が一件あるのみだが、
肩を寄せ合う街並が好きだ。
84歳の粋な姿に・・・
胸が熱くなった。
ノスタルジーではなく
三味線や小唄といった遊びは、
これからも残ってほしいと思った。
お座敷でなくてもいい・・・
DNAがそう願った。
月も優しく・・・
路地に響く三味線の音。
まぎれもない水戸谷中の夜だった。
想い出多きこの路。
少年の日と変わらない薄暮。
優しい人や熱い胸の内も・・・。
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» Tags:いばらき旅のストーリー, 水戸, 谷中, 三味線, 小唄, 芸者, イベント,
Trackback(0) Comments(4) by Yasumine|2012-08-30 18:06
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