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[ゆたりやの亭主] 記事数:256

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サクラ咲くこの国を憂いて

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     昨年の4月1日に煙草を止めてから
     早いもので1年が経った。
     何度か煙草を吸ってしまた夢をみた。
     夢で良かったと目が覚めた・・・。

     夢で良かったと思う事はたくさんある。
     どんな悪夢でも必ず目が覚めて、
     いつも通り・・・温かい布団に丸くなっている。
     まだ、この季節なら微睡み中で
     もう少し寝ていたいと思うことだろう・・・。

     この度の地震も津波も原発も悪夢であってほしかった。

     覚める事のない現実は、
     時間とともにその全容が明らかになってきた。
     そして、またあのいまいましい風評被害。
     農作物のみならず水産、畜産、加工品という
     ありとあらゆる食物に最悪の事態を与えている。
     まさに悪夢そのものだ・・・。

     僕たちに何ができるのか?
     自問自答する毎日が続いた・・・。
     妻といろいろな可能性や議論を交わした・・・。

     何か行動を起こそうとすると自分の無力さを知る。
     何かを書こうとすると偽善に思えてしまう。

     自衛隊や消防士や医療チームなどの
     それぞれのプロが自分のやるべき仕事で
     救援活動や復興支援に尽力する姿を見ていると、
     僕自身のやるべき仕事に集中することが
     復興への近道なのではないかと思えて来た。

     あれもこれも活動を自粛してしまったり
     風評による間違った購買行動が長引いてしまったら・・・
     自分たちの首までを苦しめてしまう(自首苦)。
     この国の血液が停滞しないように
     被災していない地域の人々が普段以上の経済活動で
     血液を回さなければならないのだ。

     水戸の偕楽園の梅まつりも
     一番美しい満開の時期を逃し
     民のを楽しませることなく散ろうとしている。
     この出来事ひとつだけでも大きな損害であり
     二次三次的被害へと連鎖するのだ。

     間もなく桜前線の北上とともに
     日本人ココロに一番近いサクラの季節がやってくる。
     きっとこの花は傷ついた多くの日本人のココロを
     癒してくれることだろう。
     力強い春の訪れとともに復興へのエネルギーを
     与えくれることだろう・・・。

     自粛という名の下、
     各地で桜まつりの中止報告が届いている。
     こんな時期だからこそ、
     サクラを拝み、この国を憂うことが
     大切なことではなかろうか・・・。

     写真は、昨年の4月13日に撮影した
     水戸市大足町にある安国寺本堂前のしだれ桜。
     ライトアップされたしだれ桜が
     御影石に映し出される姿は実に幻想的でココロの洗浄になる。
     ぜひ、凛とした安国寺の境内へ足を運んでみては・・・。

     安国寺は4月6日(水)にお店を再開する言の葉さんの
     裏手にあるお寺さんです。



茨城野菜。先ずは地域のみんなが地産地証!

» Tags:, さくら, サクラ, 桜まつり, 安国寺, 風評被害, 地震, 津波, 原発, 東北地方太平洋沖地震, 復興, 復旧,

Trackback(0) Comments(6) by Yasumine|2011-04-02 16:04

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