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[ゆたりやの亭主] 記事数:256

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茨城県農産物放射性ヨウ素&セシウム

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     茨城県農産物をひとくくりにしてしまう報道。
     マスコミは実にデリカシーに欠ける・・・。

     福島原発の影響で茨城産のホウレンソウ(ほうれん草)が
     通常のレベルを超える放射性物質が検出されたという・・・。
     このことですべての県産品への風評被害が始まるのだ。
     これは、生産者のみならず地域経済への人的な二次災害だ。
     そして、貧困食卓への第一歩なのだ。

     北海道を除けば、農業産出量1位の茨城。
     No.1食材も多数あり、日本の食卓への貢献度は高い。
     鮮度やフードマイレージなどから考えても
     中央市場への茨城県産品の供給量は大きいのだ。
     軽率な発言がどれほど壊滅的な風評被害を与えるか・・・
     食材の供給不足による野菜の高騰も考えられる。
     報道の発言責任は大きい。

     実際に茨城県環境放射線監視センターが発表した
     上記の分析結果票をみると、
     確かに高萩市産ホウレンソウだけを見ればわかるように
     放射性ヨウ素は11,000Bq/kgで、
     放射性セシウムは586Bq/kgが検出されている。
     暫定基準値である放射性ヨウ素2,000Bq/kgの5倍強
     放射性セシウム500Bq/kgを僅かに超えている。
     しかし、これはホウレンソウ1kgを
     洗わないで生で食べた場合の数値なのだ。

     ホウレンソウを生で1kg食べる方がどれだけ存在するだろう?
     通常は水洗いするのが常識であり、
     加熱して食べる方が多いのはご存知の通りだ。
     この過程において、どのくらい放射性ヨウ素や
     セシウムが減少するのかを
     ちゃんと測定することが大切ではなかろうか・・・。

     県が発表したすべてのホウレンソウを回収することが
     適切な処置だったのだろうか?
     宮崎の牛たちや鳥インフルもそうだが
     乱暴にすべてを抹殺するしか方法がないのだろうか・・・。
     農家の方々が愛情込めて作られた茨城の野菜を
     回収し捨てられてしまうことがどういうことなのか
     そして、ホウレンソウだけにとどまるのか?

     ホウレンソウ以外のすべての農作物の数値は安全なのだ。
     ホウレンソウのマイナスイメージを加速させる風評被害が
     これ以上拡大しないことを祈る・・・。
     これは、大震災に続く人的な二次災害なのだ!

     当然、茨城産ホウレンソウは地元でも販売されている。
     報道の後に購入したホウレンソウを返品してい方々の対応で
     スーパーもある意味余計な仕事が増えたそうだ。
     すべてが茨城産ホウレンソウだったのか信じがたいが
     しばらくは大衆のいや群衆の審理にゆだねるしかないのか・・・。

     いつも拝見している水戸梅日記に
     こんな記事がありました。
     とっても嬉しく思いました・・・。
      http://mitonoume.blog.ocn.ne.jp/mitoume/2011/03/post_270f.html

     参考)文部科学省原子力安全課/
     どのようなときに、飲食物摂取制限はなされるのですか?
     



茨城の日本の農業!応援お願いします

» Tags:ホウレンソウ, ほうれん草, 茨城県産, 農産物, 風評被害, 地震, 大震災, 東北地方太平洋沖地震,

Trackback(0) Comments(10) by Yasumine|2011-03-21 16:04

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