ヒマワリは子どもの頃から好きだ。
真夏の太陽に負けないくらい大きくて
みんな揃って太陽を見上げ、
力強く大地に根をはる。
夏の季語でもあるヒマワリは
暑い夏の元気の象徴なのだ!
自分の背丈よりも大きなヒマワリの
種を食べるのが好きだった。
ヒマワリの黄色と青空の
コントラストが好きだった。
ところが、夏を代表するこの花が
10月末に25万本も開花するというのだから
時代は変わるわけだ・・・。
那珂市総合公園(那珂市)の入口近くで
広大なヒマワリ畑が出現した。
25万本に及ぶヒマワリは、那珂市の秋の風物として
イベントも開催されるそうだ。
写真は先週の土曜日に撮ったもの。
あいにくの曇り空で思ったようには撮れなかったが、
その広さと数に圧倒された。
とても寒い日だったからか・・・
「ひまわり」という映画を思い出してしまった。
マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが主演した
1970年頃の第二次大戦の悲劇を描いた有名なイタリア映画だ。
映画より先に、ヘンリー・マンシーニの
悲しいメロディーが印象強く、
映画を観たのは20歳を過ぎた頃だった。
当時、よく独りで出かけた名画座だったと思う。
あまりに悲しくて、涙が枯れるまで
しばらく席を立てなかったことを忘れない・・・。
メロドラマではない。
反戦映画なのだ・・・。
生き残った者への悲劇ということを
思い知らされた映画だった。
地平線まで広がるロシアのひまわり畑は
極寒の地で戦死していった無数のイタリア兵たちの魂のように
悲しくせつないヒマワリとして記憶に残っている・・・。
どう考えても、やっぱりヒマワリは
暑い夏のギラギラした太陽の下が似合うと思う・・・。
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» Tags:ひまわり, 向日葵, ヒマワリ, 25万本, 開花, 満開,
Trackback(0) Comments(12) by Yasumine|2009-10-28 19:07
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