懐かしい深夜ラジオ番組

ゆたりやの亭主　晴耕雨音〜人生後半の旅の途中

BLOG by Yasumine

[ゆたりやの亭主] 記事数：256

　　　　　僕が中学生だった頃。
　　　　　情報の先端はラジオだったかもしれない。
　　　　　特に深夜のラジオ番組は実に面白かった。
　　　　　TVではまず流れることのない音楽や
　　　　　日常生活で絶対に大人が教えてくれない話も
　　　　　聴くことができたからだ。

　　　　　当時、深夜放送そのものが
　　　　　『深夜の解放区』として社会現象となったのだ。
　　　　　なかでも、三大放送局であるニッポン放送、文化放送、TBSが
　　　　　同時間帯の視聴率競争でしのぎを削った。

　　　　　ニッポン放送の「オールナイトニッポン」は
　　　　　泉谷しげる、あのねのね、小林克也、武田鉄矢、加藤和彦、など
　　　　　文化放送の「セイ！ヤング」は
　　　　　みのもんた、甲斐よしひろ、せんだみつお、グレープ、など
　　　　　TBS（東京放送）の「パックインミュージック」は
　　　　　北山修、吉田拓郎、南こうせつ、山本コータロー、小島一慶、など
　　　　　各局のディスクジョッキー（パーソナリティ）も実に個性的であった。

　　　　　当時、放送禁止になる歌もたくさんあったが、
　　　　　禁止になる前にバンバン流していた。
　　　　　放送で流す音楽は3分以内が常識だったが
　　　　　10分以上あるロックの大作もまるまる一曲流してくれた。

　　　　　当然TVではそんなもの絶対NGだったのだ。

　　　　　僕たちは深夜になると勉強をしたふりをして
　　　　　ラジオのイヤーホーンから流れる会話や音楽に
　　　　　胸をワクワクさせ、ある時は笑いをこらえ、
　　　　　またある時は涙をこらえ、眠れぬ夜を過ごしたのだった。

　　　　　ラジオの良さは想像力をかき立てられること。
　　　　　見えないことが良い場合もあるのだろう。

　　　　　この度、僕たちは地元放送局茨城放送（IBS）の協力のもと、
　　　　　昔懐かしい番組「夜のプロムナード」の復活ライブを企画した。
　　　　　OTO NIGHT（オ・ト・ナ・イ・ト）Vol.1
　　　　　11月13日（金）に同番組の元茨城放送アナウンサーである
　　　　　ないとうきみこさんのちょっとセクシーなトークライブ。
　　　　　プログラムは2部構成で、
　　　　　第一部は「夜のプロムナード」の再現
　　　　　第二部は「語りとヴァイオリンのコラボレーション」と題し
　　　　　城戸範子さんを招いてのライブを行う。

　　　　　センチュリープラザNAKAで
　　　　　長い秋の夜、大人を夢見ていたあの頃を思い出すのも
　　　　　いいかもしれない・・・。

　　　　　◎イベント内容はゆたりプレゼンツで詳しく紹介している。