まだまだ残暑は厳しいが
どことなく秋の気配を感じる風が爽やかな今日この頃。
皆は、どんなお盆を迎えたのだろうか?
4月に救急車で運ばれてから4ヶ月近く経つ。
6月にもブログに書いたように、
小さいながらも石が出て、これで安心と思っていたのだが・・・。
7月の末からまたもや血尿と痛みが始まったのだ。
尿酸結石はレントゲンやエコーには写らない。
どの程度の大きさの石が、何処にいくつあるのか?
見えない敵との戦いでは、依然としてらちがあかないのだ。
医者は決着をつけるべく造影剤を流し込み
時間をかけてレントゲンを撮りますと云う・・・。
お盆休みの初日は午前8:30から検査だった。
前日の夜10:00以降は食事はもちろん水も飲んではいけない。
就寝前までに検査のための薬を2種類、合計8錠を飲む。
早起きして、時間通り泌尿器科で受付・採尿を済ませると
早速、放射線科へ向かう・・・。
検査用の衣に着替え、横になって一枚撮影(被爆その一)。
「これから看護婦さんが造影剤の点滴をしますのでお待ちください」
「点滴に15分。撮影に15分程度かかります」
放射線科の男性はそう云って部屋を出て行った。
誰もいないレントゲン室で横になりしばし待つ。
早起きのせいか眠くなってしまった僕は夢うつつ・・・。
どれくらい経ったか?20分?30分?
誰も来ない??? もしや聞き間違えたか?
いやいや、確かに待つようにと云われた・・・。
忘れられているのか????
ま、まさか、そんなことはないだろう・・・。
さらに、何十分過ぎただろうか
さっきの男性が入って来てこう云うのだ。
「点滴終わりましたかー?」
僕は「???? あれから誰も来てませんよ・・・」
その男は慌てながら「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝りながら
僕の体をフレンドリーにやたらと触る・・・。
どうやら、本当に忘れられていたようだ。
大丈夫か?ここの病院???
それから数分程で看護士の女性が現れた。
「おはようございます」と一言あいさつを交わし
何やら準備が始まったようだ・・・が、
しかし、なかなか点滴の用意ができない。
大丈夫か?この看護士さん???
なにやら引き出しを開けたり閉めたり
ガサガサと物音が激しい。
10分か15分か、もう一人の男性が現れて
やっと探していたものが見つかったようだ。
「初めてなので、わからなくて・・・」
その女性看護士さんは云う・・・。
おいおい!本当に大丈夫かい?
普通にしてても不安な造影剤の点滴なのに
初めてって・・・最悪じゃあないか。
僕は極度の不安に陥り
看護士さんに訪ねる事にした。
「あのう・・・それって、造影剤ですよね・・・」
看護士さんは「そうです」と一言。
「なんか、体が熱くなるとか?・・・」
「そういう場合もあるようです。いま具合はいかがですか」
僕は「大丈夫です」と伝えた。
久々の点滴だが造影剤は初めて。
低血圧でパニックになったり、吐気、目眩などの
副作用があらわれることがあるそうで
同意書までかかされたのだ。
準備が整い、点滴の針が左腕に・・・。
この看護士さん思ったよりも上手。
僕の血管は細いらしく針を通すのが苦労するそうなのだ。
看護士さんはそばに居てくれて
度々「気分はいかがですか?」と聞いてくれる。
しかし、造影剤が三分の一程度減った頃だったか、
急に心臓がドキドキし目眩に似た症状が・・・。
不安になった僕は
「すみません。気分が悪いです・・・」と
看護士さんに症状を伝えると
脈をとり、点滴の落ちるスピードを抑えてくれた。
看護士さんの手がとても温かかったからか?
点滴のスピードが早かったのか?
目眩と動悸の症状は治まった・・・。
遅れている分を取り戻そうと
点滴に巻きが入っていたのかもしれない。
造影剤が無事投与され、レントゲン撮影がやっと再開。
寝ながら5分間隔で3枚(被爆その二・三・四)
立った状態で1枚(被爆その五)全部で5回の撮影だった。
私服に着替え、部屋を出ると時計の針は10時30分を回っていた。
なんと、検査に2時間もかかったことになる。
30分で終わる筈じゃなかったのか・・・?
更に待つ事10分、撮影のフィルムを渡され、
再び泌尿器科へ。
検査の結果を担当医から説明を
更に更に1時間30分は待っただろうか・・・。
文句も云わずに待ちました。
問題の検査結果はというと!
見えた!!見えた!!
腎臓にあった結石は尿管に降りてきていた。
尿管の途中で詰まった状態で、尿の流れをも悪くしているようだ。
一個だけあるその結石の大きさは直系約10ミリ程だった。
細い管に完全に挟まれた状態。
これがチクチクと痛いのだ・・・。
10ミリメートル??
まだあるとわかっていたが、こんなのがいたとは。
見えない敵が見えた事で少しほっとしたような
びっくりしたような、複雑な心境だ・・・。
担当医は、レーザーや手術をしなくても
薬で溶かして流せると判断してくれたことが
この日一番の救いだった。
病院を出た。時刻は12時30分であった・・・。
4時間。お腹がすいて腹も立たなかった。
もうしばらく戦いは続く。
いつ発作(激痛)がやってくるかわからない。
爆弾を抱えている日常生活は実に憂鬱だ。
墓参りもクーラーボックスに座薬を入れて持参。
どこへ行くにも座薬は手放せない・・・。
本当に良い事なしのヘッポコな年だが、
早く、楽しい日常を取り戻すために
楽しいブログが書けるように
前向きに治療するぞーーっ!!
» Tags:腎結石, 病気, 尿酸結石, 血尿, 造影剤, 点滴, レントゲン, 看護士,
Trackback(0) Comments(8) by Yasumine|2009-08-14 17:05
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