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時代小説「忠弥色ざんげ」(小説)

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時代小説「忠弥色ざんげ」(小説)
富士 風流小説大特集號 第4巻第5號(雑誌)
寺島柾史 著

世界社 発行
昭和26年5月1日(1951)初版

※写真は昭和26年5月1日初版/¥95(定価)
●購入先/北天堂書店(札幌市) 代金¥2,410(送料・税込)
●A5判・並製本・本文302頁(182〜193頁が寺島柾史作)
●黒須喜代治による挿絵(3点)

所蔵確認/なし(稀少)




昭和26年(1951)といえば、サンフランシスコ平和条約によって日本の独立を回復した年でもある。昭和26年発行の「富士」も、そんな戦後の復興を感じさせる大衆誌で、広告だけ見ていても面白い。また、モノクロのグラビア頁には「各界ホープお顔拝見」という特集記事があり、宝塚の越路吹雪などが掲載されている。純愛小説に時代小説、マンガやプロ野球白書など、戦後復興期にふさわしい明るい内容になっている。柾史の「時代小説/忠弥色ざんげ」は、江戸時代後期の物語。蝦夷松前藩は、藩の財政を立て直すため、隣国ロシアと密約を結び、密かに交易による巨額の利益を占めていた。ロシアの蝦夷侵略の手先となった松前藩と、その一味の大炊介、由比正雪と手下の丸橋忠弥の陰謀を未然に防ぐため、磯貝杉十郎とその子飼の濱荻浪之助が、実の娘をも犠牲にし、解決へと導く短編時代小説。この頃の柾史は、北海道の出版社をはじめ、「実話講談の泉」「實話と小説」「探偵クラブ」など、中央の出版社へも精力的に執筆を続けていた。中里介山の大菩薩峠編纂責任者に選ばれ、打合せで訪れた彩光社(東京)で倒れる少し前のことだった。








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» Tags:昭和26年, 小説, 世界社, 富士,

Trackback(0) Comments(0) by Yasumine|2009-08-24 12:12

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