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[ゆたりやの亭主] 記事数:256

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長〜い一日(東京演劇三昧)

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     朝6時30分起床!・・・できた!
     30分で支度し、
     予約しておいた「あんしんタクシー」が
     時間通りに迎えに来た。
     少し早めに水戸駅に到着したので、
     目覚めのコーヒーを一杯いただく。

     今朝まで荒れ模様だった天候も回復に向かっている様子で
     雲の切れ間から青空も見えて来た。
     僕らの乗った特急フレッシュひたちは、
     人気の無い千波湖〜偕楽園公園前を加速する・・・。



     今日は3日前に決定した
     「東京演劇三昧」のミッション実行の日。

     午前10時30分から東中野の映画館ポレポレで
     ゆたりでもお馴染みの鯨エマさん監督作品、
     ドキュメンタリー映画「つぶより花舞台」を鑑賞。

     午後3時からは、妻の知人で女優の内田量子さんが出演する
     劇団レッドフエイスのプロデユース公演「吟子(a story of Ginko)」
     を観に行く計画なのだ。

     東中野に着くと汗ばむ陽気。
     少し時間があったので東中野銀座で2杯目のコーヒーをいただく。
     映画館の前で鯨さんを発見!ごあいさつを交わす。
     お元気そうでなにより!!
     来ているとは思ってなかったので
     お会いできて良かった・・・。

     この映画は、
     鯨さんが主宰するシニア劇団「かんじゅく座」の記録映画。
     60歳過ぎた方々が初めて舞台に挑戦するまでの
     7ヶ月間を凝縮した映画なのだが、
     単純に演劇集団の裏側というだけではなく、
     座員ひとりひとりの人生や家族、自分との葛藤など
     シニア世代の現実を垣間みることができる。

     あらためて感じたことは、
     新しい自分に挑戦し、発見する方達の元気!
     そして、それぞれの座員の方々の真剣でキラキラした瞳。
     こんなこと言ったら叱られるけど、
     お年寄りから元気をいただいた気分になった・・・。


     ↑写真は映画終了後のトークショー。

     昔、伯母さんが住んでいた東中野は
     幾度か訪れたことがあり、とても懐かしかった。
     懐かしさついでに、僕が住んでいた高円寺にも行ってみることにした。



     さすがに、住んでいたボロアパートは無くなっていたが
     貧乏時代、安さと量でお世話になった中華料理「大陸」は健在だった。
     入口に貼られた「復活!ラーメン300円、カツ丼400円」と
     「栄養豊か!」というのぼり旗の文字が輝いて見えた。
     実に嬉しいキャッチコピーだ。
     どれだけ多くの人々の胃袋を幸せにしたことだろう・・・。
     「25年ぶりに来たんです。昔、お世話になりました」と伝えると。
     「そうかい!25年前。それは嬉しいねぇ〜」と
     ご主人の元気な声が爽やかだった。



     妻はニラレバ炒めにビール2本でご機嫌の様子!

     あっという間に時間は過ぎ、次なる目的地へ急ぐことに。
     布の街で知られる日暮里をテクテク歩く。
     布屋さんが沢山並んでいる通りを抜けると
     露地の一角に目的の「D-倉庫」がある。



     内田量子さんは、妻がお気に入りの三軒茶屋のお店で
     酔いよいの妻の話し相手になっていいただいた優くて美しい方。
     茨城県出身の映画監督、門井肇の作品
     映画「棚の隅」でも
     大杉蓮の前妻役で映画デビュー。
     TVや舞台でも数多くの作品に出演している。



     今回の劇団レッドフエイスの「吟子(a story of Ginko)」では
     吟子の母役と後妻役を難しいダブルキャストで演じている。
     戦後の動乱の中で吟子という女性の半生を描いた作品だが、
     吟子を含む3人の子供を育てながら生き抜く
     母親の天性の魅力と力強さを演じる量子さんは適役だった。
     気っ風のいい下町気質と深い愛情を見事に演じていたと思う。

     なにもかもがひっくり返ってしまった戦後と現代の日本は
     とても似ているような気がした・・・。
     でも、戦後の日本を支えていたのは人と人の関わりだった。
     困った人を助ける優しさや人情。
     お互いさまというココロが伝わってきた。
     この芝居は、泣けるし笑える・・・でも、泣けない。
     そんな、人ごとではない時代を風刺している芝居だったのだ。

     久しぶりにいいものをたくさん観させていただき感謝です。



     ・・・上野駅で『酒と弁当』を買い込み
     帰りの特急は、恒例の宴会列車の発車!
     夫婦ふたりで呑んで、食べて、酔って、眠って・・・・
     あっという間に水戸に到着。



     さすがに疲れました・・・初老夫婦の「東京演劇三昧」。




★★モヤサマ風に★★

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» Tags:演劇, 映画, 東京, 高円寺, 東中野, 日暮里, 内田量子, 鯨エマ,

Trackback(0) Comments(14) by Yasumine|2009-02-15 20:08

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