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[ゆたりやの亭主] 記事数:256

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常陸太田散策

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     今年になって始めてのお休みをいただいた。
     日々頑張っているスタッフの皆も
     本当に大変だったと思う。
     デザインコンペも現在のところ全勝!
     提案も良き評価を得て順調に進んでいる。

     ありがたい話しだ・・・。

     昨日は、常陸太田市へ行って来た。
     最近気になっている街で
     去年から4〜5回訪れている。

     常陸太田市は、古くは佐竹氏の城下町、
     江戸時代には棚倉街道の宿場町として栄えたこともあり
     古い街並がいまもその面影を残している。
     鯨の背のような高台にある旧市街地は
     鯨ヶ丘と呼ばれ、坂の多い街としても有名だ。

     特に徳川光圀公とゆかりの深い西山荘や
     水戸徳川家の墓所である瑞龍山などの史跡も多く、
     茨城県北部においても最も落ち着きのある街なのだ。



     昨日は雪の降る中ではあったが
     少しでもその歴史に触れようと気の向くまま
     地図も持たずに歩いてみることにした。
     最初に訪れたのは、
     佐竹義仁が鎌倉の鶴岡八幡宮より勧請して
     佐竹氏の祈願所となった「若宮八幡宮」だ。
     その後、元禄5年(1692年)水戸藩主徳川光圀が
     太田郷の鎮守とした由緒ある神社。

     どんな小さな社寺仏閣でも、
     凛とした気持ちにさせてくれるのが嬉しい。
     これは、現代人が求める非日常なのだろうと思う。
     最近、若い女性のスピリチュアルスポットとして
     社寺仏閣が人気を呼んでいるそうだが、
     いつの時代もこういった神聖な空気は必要なのだと思う。



     鳥居のすぐ脇に茨城県の天然記念物に指定されている
     みごとな大ケヤキがある。
     幹周11.40m、根元25m、樹高約30mの大木で、
     推定樹齢640年も経っているそうだ。
     キジムナー存在度ならぬ「木霊度120%」の霊木だ。



     次に立ち寄った「久昌寺」は、光圀公が生母「久昌院靖定大姉」の
     冥福を祈るために建てられたという法華寺だ。
     生母を思う気持ちが伝わってくる愛情を感じるお寺だ。
     「久昌寺」は、斉昭公が水戸八景に選んだ景勝地「山寺晩鐘」や
     光圀公の遺徳を忍んで建立された「義公廟」で知られている。
     「義公廟」の中には、生母の菩提を弔うために、
     法華経一部十巻8万3900字あまりを書き写した桧板や
     明版大蔵経も納められているそうだ。



     それにしても隣接している西山公園からの眺めは良い。
     良く晴れた日には市内が一望できて気持ちがよいことだろう。
     桜の季節にもう一度訪れたいと思った。

     「久昌寺」は県立太田第二高等学校の裏手から入るのだが、
     「義公廟」は西山荘入口からクルマで登れば近かった。
     僕は知らないで「久昌寺」から歩いたため、
     300段以上の階段を登ることになってしまった。
     運動になりました・・・。

     県立太田第二高等学校の前を流れる「源氏川」には
     人が渡れるほどの古い木造の橋も多く、
     護岸整備をしない自然のままの川を守ろうとしている。
     自然ゾーンや親水ゾーンとして整備されているようだ。
     そのなかでも丸いアーチのある「やまぶきばし」は目を引く。
     その「やまぶきばし」のすぐ前にある山吹運動公園の入口に
     「SOVA TEA 越路」という看板を発見。
     お腹も空いてきたことだし、お蕎麦でも食べようということに。



     「越路(こしじ)」なかなか上品な外構と建物。
     玄関の花も心を和ませてくれる。
     店内は、テーブル席と座敷に別れていて
     大きな窓から手入れのゆきとどいた庭が見えて気持ちが良い。
     床は大谷石で、無垢を存分に使った柔らかな素材感もなかなかだ。

     「越路」はもともと常陸太田市街地で
     創業60年の老舗のそば店。
     現在は3代目の店主が2004年に移転オープンしたお店らしい。




     僕は限定せいろとコーヒー。
     妻はせいろに焼酎のそば湯割りと煮込み(渋い)。
     蕎麦は金砂郷産の常陸秋蕎麦で石臼の生粉打ちらしく、
     細めの箸が蕎麦の感触を繊細に伝えてくれる。
     つけ汁が主張していないことで、
     9割蕎麦の味をひきたててくれている。
     実にバランスの良い味だった。
     食後のコーヒーは多少酸味があるものの、
     蕎麦を食べた後にはピッタリの味だった。



     一方、妻の方はそば湯割りがやたら旨かったらしく
     「おかわり!」と上機嫌・・・。
     箸休めに付いている自家製「蕎麦味噌」が気に入り、
     お土産に購入した。



     「SOVA TEA 越路」ゆたり倶楽部にもおすすめのお店。

     ゆたりと地元散策の一日だったが、
     まだまだ、新しい発見がたくさんあることを知る。
     机上での知識は仕事を通して得ることができるが、
     実際に足を運んで知ることの大切さを感じた一日だった。




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» Tags:常陸太田市, 神社, , 蕎麦, 味噌, 徳川光圀, 佐竹,

Trackback(0) Comments(2) by Yasumine|2009-01-25 17:05

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