「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

町のにおい。

小さな路地の間から抜ける風
風と一緒にまじる町の匂い。
子供の頃母と良く入った食堂は
店先で出汁つゆの良い香りがしていた
あの食堂のある町を思い出した。
　　
　　

母が若い頃は電車に乗って
美容室へパーマをかけに行っていた、
自分の住んでいる町には無い
素敵なパーマ屋さんだった記憶がある
お洒落にはあまり興味がない母だったけど
社員旅行や盆暮れの前には美容室で
カッチリとパーマをあてていた、
子供の頃は一緒について行くのが楽しみで
帰りには駅近くの食堂でご飯を食べ
駅前のデパートで買い物をする、
毎回お決まりのパターンだったけど
年に数回の楽しみなお出掛けだった。
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先日、ほんの少し歩いた町も
子供の頃と同じ出汁の匂いがした

匂いの記憶というのは凄いんだね、
母と並んで歩いたあの商店街の記憶が蘇った。

小さな商店が立ち並ぶこの町も
私の記憶の中の町と同じなんだね。
歩いてみないと気づかない風景
こういう散歩私は好きだな～♪
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小高い丘にも上がってみた
てっぺんから見た家並み、
風に乗って潮の香りがする

青々とした芝生の上は野鳥の群れ

ハーブのような甘い草の香りもする
薄曇りの空だけど心地良い風が吹いていた
良い季節♪　　
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頭上には山桜のさくらんぼ

紫陽花の蕾

町の匂いが懐かしさを思い出させてくれた
ほんの短い時間のお散歩楽しかった♪
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帰りは波の音を聴いた

細胞の隅々まで
波音で満たしたい気分だったからね。
　　
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そして美味しいパン屋さんみっけ♪
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by すわち｜2016-06-02 00:12