10月後半に行った
青い色がどこまでも続く
お気に入りの小さな海。
若い男女が浜の片隅に腰かけていて
楽しげに会話していたかと思うと
長い時間じっと黙って波間を見つめている、
ここの小さな入り江の海は
いろんな波の表情を魅せてくれるので
飽きずにずっと居られるそんな場所です。
遠くの岩場辺りでは
時々波柱があがりドキッとさせられる
底の方からうねり白波を立てる波
リズミカルな波が続いたかと思うと
男波と女波がぶつかり合い
低い振動がどしんと胸に響く
こんな荒れた日の波は怖い時もあるので
気持ちをしっかり保っていないと
足元まで泡のような波が迫ってくる。
春夏の海、
秋冬の海、
若い頃は夏の季節だけが海の季節だなんて思っていたけど
グレー色の空が広がるこれからの季節にも楽しみ方は有るはず…
午後の日差しを受けて、こんな銀青の世界が広がっていたら
時の経つのも忘れて眺めていたい
気の合う友達と一緒にただ眺めていたい。
*The blue sea of October*
by すわち|2015-10-29 20:08
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