幼い頃に失った感覚が二つある。
一つ目は、驚くという感覚。
今でも母がよく口にする言葉がある。
中学校の面談で、何があっても驚かないと言われたこと。
二つ目は、悲しい時に涙が出るという感覚。
悲しい時は、悲しさをこらえる事が身に付いていた。
涙する時は、決まっていつも ”悔し涙”
そして、いつも、大粒の涙の後にはspecialな出来事が訪れた。
その出来事が本当に不思議だった。
『あり難い』・・・「ある」ことが「難しい」とても貴重なこと
気持ちの切り替えが速ければ速い程、specialが届く速さも速くなって・・
そのspecialな事を、不思議と感じながら、
いつもその出来事に支えられて来たように思います。
そして昨日、そのspecialが、とある時と同じ場面でわたしの手元に届けられました。
わたしがひいきにしていたカフェに、一年ぶりに訪れた昨日の出来事。
混んでるかもよ!と、向かう車中で話していた事がまるで嘘のよう。
いつも伯母さま達でガヤガヤと賑わっているカフェに、今日は人ひとりいない。。。
あなた達ラッキーね!こんなに空いてるのは、年に何回もない奇跡的な日よ☆
一年ぶりに訪れた日が、誰もいないカフェ。なんだか特別な感じがした。
オーナーさんが、こちらを気にかけて話し掛けて下さった。
話をする内、カフェがことし誕生20周年だと言う事。
誕生の前日がオーナーさんの誕生日で、次の日にこのカフェを誕生させた事。
カフェとわたしの接点がたくさんあった事。
そのひとつに、
02月16日。 カフェ誕生記念日 = わたしの誕生記念日 だと言うお話し。
「ご縁があるのね!」
食事を終え、お店から出て、車に乗りかけた瞬間にオーナーさんが足早にやって来た。ハサミを持って、お店のシンボルであるそのお花をジョキジョキと切る・・・。蕾いっぱいのミモザの花束だ。
「もうすぐ花咲くから、持って行きなさい。」
あり難い。
その後も、不思議な出来事が次々と・・・毎回の事が、とても不思議。
深い悲しみも苦しみも。突然の贈り物や偶然の出会いも。
どんなにspecial級な物であっても、わたしはそこから逃げられない性格。
一つ残らず籠に入れて歩いて、辿り着く場所が、愛で溢れる涙だったら嬉しい☆
by ボタン|2010-02-24 14:02
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