やっと読み終わりました!
読みたいと思っていて、いつも後回しにになっていたがばいばあちゃん。
先日やっと読み終わりました!読みながら、何度も何度も、ばあちゃん素晴らしい!!と思いました。
この本からは 『 豊かな心 』 を学んだ気がします。
わたしの生まれた時代は、物も豊かでスーパーに行けばなんでもあった。
何不自由ない生活が普通でした。
わたしの通った小学校は、家から5分。いまや、りっぱな小学校になったものの、
一クラス14人・全校生徒56人の木造立ての小学校でした。
床も全部木でできていて、少ないクラスは8人。人数が少ないので、6年間同じメンバーで過ごしました。休憩時間は学年関係なしに校庭でしろとりをしたり、放課後も残ってチェス。帰り道はみんなで形のいい椿を探して蜜を吸ったり、おいしそうなシイの実を探して食べながら帰ったり・・・・・違う学年の人ともみんな仲良しで、学校の全生徒の名前はもちろんみんな覚えています。
とてもアットホームな学校で6年間育ちましたが、家はすこし変わっていました。
小さい頃のおこづかいや、お誕生日のプレゼントも、ミンクの顔つきファーを貰ったり、発表会の時には都内の百貨店に行っては発表会用のひらひらのスカートを調達したり、家にはいろんな職人さんがいたり・・・・・それが我が家でした。
そんな私は、子供ながらに我が家が普通の感覚ではないことに気付いていました。そして、口癖はいつもいらない。
有難いことだし、とても恵まれている環境ですが、それが嫌だった。振り返ると、いつも自分に厳しく過ごしていた気がします。
大学に行ってひとり暮らしをしてからは、その反動でか、自分の力でお金を稼ぎたかった!夏休みを狙っては海の家で住み込みのアルバイトを、十和田湖に行って住み込みのアルバイトも、居酒屋や単発のアルバイト、寝ないで働く事も何度も・・・・・・家計簿も毎日つけ、その頃は自立したいという想いが人一倍強かったように思います。
がばいばあちゃんとは、正反対の生活だったかもしれない。。。。
けど、その生活で知らなくてもいい事も目を閉じたい事もたくさん見てきました。
経済的な豊かさが、本当の豊かさじゃない事をココロの底から思う日々です。
そんな環境で育った私が島田洋七さんやホームレス中学生の子の環境になったら、生きていけないかもしれない・・・・・と思いました。
『 ココロの豊かさ 』 があれば、どんな状況になっても最適な知恵と生きがいを
見出せる気がしています。
育った環境は大きいと、痛感させられる日々ですが、何ごとも当り前ではない。
感謝する事を忘れないで歩いていきたいと思います。
Trackback(0) Comments(2) by ボタン|2008-10-03 18:06
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