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「桜田門外の変」と袋田 その2

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映画『桜田門外ノ変』は、
井伊直弼暗殺事件の実戦部隊の指揮官だった
関鉄之介を主人公として描かれています。

桜田門外ノ変 映画化支援の会のホームページでは、

当時の幕藩体制と水戸藩の関係、
水戸藩の下級武士であった彼が何故このような大事件に関わるようになったのか、
そして事件後、彼は何を考え何を悩みながら、
二年後の捕縛に至ったのかを克明に描くことで、
歴史の動きとその中で翻弄される個人、
そして個人の喜怒哀楽を通じて歴史を再認識させるという形で描ききたいと思う。

と書かれています。

その
大沢たかおさん演じる関鉄之助は
桜田門外の変がおきた1860年の5年前、
1855年に水戸藩の命を受け、袋田に着任していたのです。

ところで・・・・・

袋田の名産品のひとつに蒟蒻があります。

今は年中食べることのできる蒟蒻ですが、
昔は生の蒟蒻芋を摩り下ろして加工する製法だったため、
収穫期の秋から冬にしか食べることができませんでした。

それが、中島藤右衛門の発明により、
乾燥させ、製粉化する技術が開発されたのです。

この発明により蒟蒻は
保存が可能で、輸送も簡単になり、
江戸や西日本一帯まで販売されるようになりました。

その後、水戸藩は蒟蒻取引を直轄し、
その拠点として袋田の地に「蒟蒻御会所」を設置。

そして蒟蒻は、
水戸藩の財政を支える大きな産業となったのです。

そんな地域に水戸藩北郡奉行として着任にしたのが
桜田門外の変の首謀者であり、
映画では生瀬勝久さんが演じる高橋多一郎で

同じく郡方として着任したのが
関鉄之助だったのだそうです。

(つづく)

by 豊年万作|2010-07-17 11:11

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