土曜日はお昼過ぎまでゴロゴロしていた。
「そうだ!佐原へ行こう!」
ということで、思い立ったが吉日!
いつものように夫婦二人は小江戸佐原へ向けて出発・・・。
水戸から1時間30分程度で佐原に到着した。
数年前から一度行きたいと思いながら
なかなか行く機会がかった佐原。
江戸風情の残る街並が魅力で
街を縦断する小野川沿いは、
関東で初の重要伝統的建造物群保存地区に
指定されたことでも有名だ。
川越と比較されることが多いが
小江戸佐原の良さは何と言っても
水郷情緒あふれる小野川があることだろう。
今回は観光遊覧船に乗れなかったのが残念だったが、
夕暮れまでテクテク川沿いを散策した・・・。
ゆたりブロガーのオフ会の時に
ゆたりブロガーのすわちさんに教えていただいた
伊能忠敬記念館裏の無料駐車場。
そして、10月6・7・8日は混雑するとのことだったので
教えをちゃんと守ることに・・・。
古い街は道路が狭いので駐車場に困るのだが、
混雑もなく実にラクラク駐車することができた。
やはり、地元の方の教えは守るのだ。
伊能忠敬とは実測による日本地図を
初めて完成させた方で有名・・・。
伊能忠敬生家から撮った写真↑は、
江戸時代につくられた農業用水路を復元したもの。
「樋橋」を通称「ジャージャー橋」とよんでいるそうだ。
30分ごとに水が流れるようになっている。
二人はすわちさんが働く某所へ向かったが
なんと!本日臨時休業!
ウグゥガァ〜ン☆☆
・・・仕方ないですよ。
連絡もしないで来てるんですもの・・・。
少しばかりの期待もあったためか、
しばしショック(放心)状態が続く・・・つづく。
気を取り戻し「そうだ!お昼を食べよう!」
選んだのがここ↑「小堀屋本店」
創業200年余の県有形文化財の指定を受けているお店。
僕たちはここの江戸時代より伝わる「黒切り蕎麦」をいただく。
日高昆布を使った蕎麦らしくその名の通り・・・黒い!
すわちさんお薦めは↑
小野川沿いにあるフランス料理店「夢時庵」。
明治34年に建てられた木造建築と土蔵造りの立派なお店。
準備中だし予約もしてないのでスルー。
↑写真は、創作日本料理のお店「千よ福」。
妻は「お休み処」で佐原の極上しょうゆを使ったという
佐原限定「しょうゆジェラート」がお気に入りのご様子。
↑写真は、いかだ焼き本舗「正上」。
やはり200年の伝統を持つ佃煮の老舗中の老舗。
なんでも、「よろい戸」方式という
戸締り方法が残る歴史的建物らしい。
水運で繁栄を極めた佐原は、
利根川随一の河港商業都市に発展した。
明治時代以降も隆盛は続き、
昭和30年代まで賑わったそうだ。
いつの時代も繁栄があれば衰退もあるのだが・・・
有形文化財に指定された建物は古くはなっても
やはり、無垢の木と漆喰の呼吸する生きた素材・・・。
建て替えてしてしまった最近の貧弱な建物に比べ実に立派だ。
呼吸する建物はいまもちゃんと息をし続けているのだろう。
佐原・・・そんな息づかいが感じられる街だった。
夕暮れのあかりが灯る頃、写真を撮りたかった・・・。
今度はもう少しゆっくりできたらと思う。
» Tags:佐原, 千葉, 街並, 景観, 水郷, 有形文化財, 重要伝統的建造物群保存地区,
Trackback(0) Comments(10) by Yasumine|2010-10-21 10:10
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