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[ゆたりやの亭主] 記事数:256

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隣の客はよく柿食う客だ

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     実は今まで「柿」というものを
     好んで食べるということがなかった。
     どこかのお宅で「柿」を出されても
     決して手をつけることはなかったし、
     ましてや、自宅に「柿」があっても
     目にも入らなかった。

     たまに、いやいや口に入れても
     やはりこの味か・・・と思うのだった。



     要するに「柿」が嫌いだったのだ。

     しかし!
     今年の秋、僕は「柿」に目覚めてしまったのだ。

     以前、袋田へ行った時、旧山方町(現常陸大宮市)の
     国道118号沿いにある、山方特産品センター「水ぐるま」に立ち寄り
     地元の農家の野菜をいろいろと買って帰った。
     その時の「柿」が何ともフルーティで蜜もたっぷりで
     まるで洋梨を食べているような食感と風味で旨かったのだ。

     「柿」ってこんなに美味しいものだったんだ!
     そう思うと、50年間損をした気分にもなり
     信じられないほどのたくさんの「柿」を買って食べた・・・。

     しかし、あの時以上の感動は味わえなかった。
     勿論、中には美味しい「柿」もあったことはあったが
     まだ、あれと同じ味はみつからない。

     でも、あの「柿」が食べたくても
     「柿」は「柿」でしかなく
     名前もわからない・・・。
     今となっては、どこで作られたのか
     農家の名前すら分らないのだ・・・。
     ましてや1000品種もあるとなれば
     見つけ出すのは不可能に近い。

     「柿」という名前は「学名」で、
     「貴秋、晩御所、富有、御所、早秋」などは「品種名」だ。
     「人」にも「人種」があり、個々には名前もある。
     丹精こめてつくられた野菜や果物にだって
     「JAの柿」とか、「茨城産柿」ではなく
     やはり、名前があって然るべきではなかろうか?
     「木村さん家の恵子ちゃん」とか
     「隣の客はよく柿食う客だ」みたいな・・・。

     「柿」ひとつとっても、品種や環境によって
     大きく味が異なるわけだし・・・。
     僕のように、せっかく美味しい「柿」にめぐり会えたのに
     せめて、お名前だけでも聞いておけば・・・と
     後悔している男もいるのだから。

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» Tags:, , 名前, 品名, 品種, 学名山方町, 常陸大宮市,

Trackback(0) Comments(12) by Yasumine|2009-12-14 20:08

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