こんにちは。にわけんです。
いよいよ仕上げ作業のスタートです。
まずはテラスのタイル貼りです。
と、思ったんですが、実は遊びが始まっちゃいました。。。
予定にはなかった、テラス床の装飾をすることにしたんです。
現場にもともとあったレンガ。
この現場に入って、ずっと気になっていたんです。何かに使えないかと。
庭師の性分というか、こういう元々そこにあったものというものを見つけると、何か他の形で再生出来ないだろうか?と考えてしまう。
これは庭師修行中に叩きこまれた癖のようなもので、先輩庭師達もまた、こういった現場に転がっているものを見つけては、コツコツと創作に勤しんでいました。
だから、こういう使い古されたレンガなんかを見つけてしまうと、それをうまく生かさずにはいられなくなってしまうのです。
レンガのほうから、「どうだ?俺を生かせるか?」と、挑戦状を叩きつけてきているように感じるのです。
「カーン!」さぁ、レンガとの勝負の始まりです。この勝負、負けるわけにはいかない。
「生かしてみせようじゃないか!」
で、始まった遊びの時間。
・・・とは言え、ちゃんとお客様には了解を得て、一度、「こんな感じです」と仮に並べて見て頂くのですが。
今回も、気に入っていただけたのでやれることに!やった☆
まずは素材作り。
レンガの加工です。
これを↓
こうして、短冊に↓
それから、これは↓
こうする。
それぞれ100個くらい、切り続けます。
テラスに墨を打ち、枠を組みます。
そして、先程切った材料をモルタルで固めていく。
細かい作業なので、意外と時間がかかります。
ミカゲの100角タイルは、近くのタイル屋さんから安く譲っていただきました。
今日のところは、このあたりまで。
こういう仕事は、焦らずじっくりやるべきです。
他の予定している作業は大体、いつもやっていることなので、出来上がり良くなるのはわかっているのですが、こういう変わった作業というのは、変わった事をやるだけに、試行錯誤の作業となります。
また、仕上がりに大きく影響してくるので、じっくり考え、じっくり創作します。
しかし、それが上手く出来上がったとき、それは庭のスパイスとなり、味となります。
職人がそういう事をやってこそ本当のオンリーワンの庭が出来るんだと、僕は信じています。
明日は、ダンプの車検のため、水戸に行ってきます。
ついでに花木センターにでも行ってこよう。
Trackback(0) Comments(8) by にわけん|2010-10-20 05:05
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