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[食べるプロ] 記事数:210

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スフレでつながる思い出

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スフレを初めて食べたのは、
確か小学4年とか5年とかの頃だったと思う。

態度も、味覚もマセた子供だったんです。

私の食への興味は、今に始まったことではなく、子供の頃から。

とはいえ、中学~高校の頃は、お昼にコンビニのパンを食べたり、帰りにファーストフードに寄って喜んでいました。その頃は、おいしいと思って食べていたんだから、今となっては首をかしげます。当然、料理になんか興味はなく、食を大事にしようという気持ちは薄かったかもしれません。

だけど大学に入った頃から、またしばらくナリを潜めていた食への執着心がむくむくとわき、色んなものを食べ歩き、料理をするようになり、今に至るというわけです。

食いしん坊だった小学生時代を思い返すにつけ、思い浮かぶのは、スフレ。

今となっては自分でも不思議なんだけれど、あの頃は欲しいものも欲しいといえない、子供だったのです。そんな私が、珍しく自分で

「食べたい」

と言ったような気がします。

何でスフレの存在を知ったのかは忘れてしまったけれど、初めてスフレを目にした瞬間、口に入れた瞬間の感動は忘れたくても、脳が忘れさせてくれない。

メレンゲがたっぷり入っているので、ふわっふわ。焼き上がりが、最高潮の盛り上がりで、時間とともにしぼんでしまうので、アツアツが運ばれてきたら、すぐに食べるのが鉄則です。

スプーンを差し込んだ瞬間、

しゅわー

というひかえめな音を立てる。

バニラの香りがふぅわり漂う。

口に入れると、ふわふわしゅわーと消えてなくなる。

あーこんな幸せな食べものがあったのかー、と衝撃を受けたものでした。

その子供の時以来、久しく食べていなかったスフレ。先週、銀座で食べました。

上には、エメンタールっぽいチーズがかかっていて、甘さをひきしめてくれていい仕事をしてました。

あの頃のような衝撃はなかったものの、当時感じた衝撃を思い出して、また余韻に浸ったのでした。

» Tags:スフレ,

Trackback(0) Comments(5) by 安島夏|2009-03-19 23:11

▽コメント▽
Commented by つき 03/20 16:55

夏さん、こんにちは。

実は私スフレを初めて食べたのって、30歳過ぎてからだったのですよ。
あの…自由が丘のスウィーツ(あぁ、この言い回しが恥ずかしい)のいっぱい入ったテーマパークみたいなところ(名前忘れてしまった)。

友達と長時間並んで、やっと席に着き、ふぅ~っとふくらんだスフレ。
美味しい。でもはかないお菓子。

ちょっと人生に似ているかも(謎)。

Commented by すわち 03/20 20:35

熱々のスフレ!
食べたことは無いですが
バニラの香りがふぅわりなんて
優しそうな感じですね~

子供の頃の食べ物の思い出って
いつまでも消えないですよね
何かの拍子にふっと思い出したりします。

Commented by 夏 03/21 18:24

>つきさん
自由が丘のあの場所ですね。
(私も名前が思い出せません 笑)
アツアツで、ふわふわでしゅわーと溶けて
擬態語だらけなんですが…
この言葉に尽きるなぁと。
確かに、儚い感じです。
人生、、、確かにそうかもしれませんッ

>すわちさん
そう、優しいんですよー。
大人になると、「初めて」という
体験が少なくなりますよね。
子供の頃の 初めて の思い出の
数々は、やっぱり強烈だったりします。
マセ舌の子供でした。。。

Commented by yasumine 03/22 17:14

子供の頃感動した食べ物って
たくさんありました。
僕にとって「病気の時のバナナ」は
昭和の黄金の味でしたし、
はじめて洋梨を食べた時などは
「この世のものとは思えない美味しさ」
と感激したことをいまでも思い出せます。
味覚との感動的な出会いは
その時代年齢によって変わるんですね。
最近は、忘れていた美味しさに
感激したりします。
干柿とか草餅とか・・・日本の味覚。

Commented by 夏 03/23 17:19

>yasumineさん
子供の味覚はまた
今のものとは別な気がします。
あの頃おいしいと思っていたものが、
年々あれれ…ってこともありますし、
逆もしかり。
同じく、どんどん日本の味覚に
ぎゅいんと惹かれている
今日この頃です。

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