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[食べるプロ] 記事数:210

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今だけの味

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一年中ほとんどのものが手に入る時代だけど

ほんの一瞬の間しか食せないものもある。

この時期、にょっきりとした生のたけのこが
店頭に並ぶと、心が落ち着かなくなります。
こと、たけのこに関してはいくつになったって保守的で
いわゆるたけのこ料理の定番というものが食べたくなります。

そして、食べたいからと、その本能むき出しのまま
買うことができないのです。

鮮度が命のたけのこ。

買ったらすぐにゆでて下ゆでをするのはご存知の
ところだと思いますが、私の場合、
この作業は、心と時間にゆとりがないと
おいそれと手を出しにくいのです。
ぬかと、赤唐辛子を入れたお湯で1時間ほどゆでて、
そのまま冷ましておくという
至極簡単な放置プレイであるのもかかわらず、です。

それほどまでに、生のたけのこを神聖化しているのかもしません。

やっとのことで、訪れたたけのこ日和。
ちょうど先週末に、高校時代の友達が我が家に
遊びに来てくれることになり、これ幸いと
たけのこごはんを仕込むことにしました。

たけのこは、近所のスーパーで求めたものですが、
売られているその中でも、先端が明るい茶色で
できるだけ日に当たっておらず、下部も黒ずんでいない
できるだけ鮮度がよさそうなものを手にし、
えびす顔で帰宅。

すぐさま下ゆでをし、
翌朝たけのこごはんの支度に取り掛かりました。

丁寧にとっただしと、少しの酒、みりん、藻塩。
たけのこ自体のうまみ頼り。
十分においしいものに変貌をとげてくれました。

おいしいもの(自己賛辞ですが)を
食べるときは、ついうっかり写真を撮り忘れてしまいます。
なので、残った上品すぎるほどの量の
最後の2、3口分。

去年実家から挿し木でもらってきた山椒の芽が
はじけんばかりに飛び出してきたので、
これまた春の味を盛り上げてくれたのでした。

もう1回は作りたい。

その前に、気持ちの余裕を持っておかねば。

Trackback(0) Comments(4) by 安島夏|2010-04-21 11:11

▽コメント▽
Commented by yasumine 04/21 15:18

最近、栗や筍など
手間のかかる食材が
売れなくなったと聞きます。
いつでもどこでも食べれるから
なのでしょうか。

心にゆとりがあり
手間を惜しまず支度することで
味わえる贅沢ですね。

「今だけの味」という言葉は
とっても大切なことだと思いました。

Commented by Yamepi 04/21 16:29

うちも昨日は筍ごはんでした
姫皮はお味噌汁に、
穂先はオリーブオイルで焼いて塩と黒胡椒で。
そうそう、
少し前にはそら豆を殻ごと焼いていただきました
夏さんのブログにかなり影響受けてます

Commented by すわち 04/23 16:01

私もおととい掘ってきました
下ゆでして大事に食べてます
ここ数年ハマっているのが
姫皮の部分のお味噌汁
ほんとに今の時期だけですよね~♪

Commented by 夏 04/23 17:37

>Yasumineさん
栗もたけのこも、買ってきて
洗ってほいっと口にできるものではないので、今の時代背景を思うと、
確かにとうなずける部分もあります。
だからこそ、自分では大事にしようと
思ったりするのですが、
私の場合は、何より食いしん坊ゆえ
なんだろうなぁと思ったりします…。

>Yamepiさん
オリーブオイルに塩こしょう。
おいしそう~
穂先のやわらかな部分、
大好きです。
ほろほろとむける、あの感じ。
そら豆、焼くとおいしいですよね~

>すわちさん
おみをつけに入れるの、おいしそう!
実家にたけのこを持って
遊びに来て「たけのこごはん作るね」
といったのに、気づいたら
土佐煮に変身してました。
土佐煮ももちろん好きなんですが、
ごはんが食べたかったんですー。

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