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おにぎり考

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子供の頃、よそのうちのおかぁさんが作ってくれた
おにぎりに抵抗があった。

おにぎりにはぬくもりがこもっているから。

妙に変なところを気にする子供だったので、よく知りもしない人がにぎるおにぎりは、妙に緊張して手にして、躊躇しながら食べたものだ。

大人になった今、何を躊躇していたのかよく分からないけれど、私の中ではほかの料理よりも、ワザやセンスを要し、想いが強い食べものという位置づけは変わらないかもしれない。

青森にいらっしゃる佐藤初女さんがにぎるおにぎり。

ちょっと心が疲れてしまった人も、初女さんがにぎるおにぎりを食べると、なんだか元気になってしまうという。

映画『かもめ』食堂で小林聡美演じるサチエ。

サチエがおにぎりをにぎりながら、「おにぎりは日本人のソウルフードだ」と言っていた。

どちらも、私の中では妙にしっくりくる。それぐらい、おにぎりの存在が大きいんだろうと思う。

すべての料理において、ハハを超えられるものは未だ何もないと思う。

その中で、やはりぶっちぎり一位はおにぎり。

私がにぎると、不恰好なことはもちろん、なんだかおいしくない。

平日はほぼ毎日、おにぎりをにぎるけれど、エネルギーチャージのためのごはんといった位置づけで、ぬくもりがこめられるレベルではない気がする。

最近すきなのは、えごまの実、そして黒こしょうを入れたもの。黒こしょうと聞くと、一見すると合わない気がするけれど、意外といける。洋のメニューにもしっくりくる和洋折衷のおにぎりだ。

とある休日の朝。アイボウがおにぎりが食べたいと言う。

冷蔵庫にあった鮭フレークに、えごまの実を入れてにぎってみた。

「おいしい、おいしい」とぺろりと完食。

少しだけ、おにぎりに自信がもてた気がする。

» Tags:おにぎり,

Trackback(0) Comments(6) by 安島夏|2008-11-09 17:05

▽コメント▽
Commented by こま 11/09 21:00

うちのおにぎりは
米粒がつぶれそうな程
ぎゅっとしていて重量感のあるおにぎりでした。
醤油を浸したノリがはちきれそうな感じです。

Commented by 11/10 07:36

>こまさん
その人、その人でおにぎりへの
想いはそれぞれで、聞くだけでも面白そうです。
お醤油をひたしてのりを巻くというのも
私には新鮮です。

Commented by おサク 11/10 12:49

アタシもおにぎり大好きです!
叶わないとわかっていながら、
最後の晩餐は母の握ったおにぎりが食べたいと願っています。
(きっと無理だけど^^;)
かもめ食堂のシーンも印象的でしたね!
今度えごまの実を探してみます。

Commented by yasumine 11/10 13:04

日本人のソウルフード!
そう、僕はのおにぎり論は
やはり手で握るから「お握り」。
コンビニのパリパリ海苔はダメ!
アツアツのご飯に海苔を巻いて握る
温もりの日本の味なのです。
形ではでなく握ることに意義があるんです。

Commented by 夏 11/10 13:53

>おサクさん
ほんと、ほんとおにぎりはいいですね。
自分で書きながらハハのおにぎり
食べたいなぁ…と
しんみりしました(笑)
けっこう近場にいるので
遊びに行けばいいんでしょうがー
えごまの実は、産直所とか
こだわり食材売り場なんかに
こそっと売られてるんですよ。

Commented by 夏 11/10 13:55

>yasumineさん
ほんと にぎる から おにぎり
この「ぎゅっ」とにぎるのがいいんでしょうね。
おにぎりに関しては、一人ひとり
好みが分かれそうで面白いです。
しかも「おむすび」という人も
いらっしゃいますし。
最近はめっきりのりなし派でしたが、
やっぱり黒々としたのりはいいですね。

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