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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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できないが、できるにかわるまで

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公演前、いまが、一番たいへんなとき。
1日1歩、3日で3歩なんて絶対に進まない。
どころか、1日で3歩下がることも・・・・。
シニア劇団は日々、体力と記憶力と、忍耐力の戦いだ。

それでも、時にミラクルが起きる。

今回もそれは起きた。
一言もセリフが覚えられなくなってしまった方が、
突然、水を得た魚のように生き生きと演じることがある。
これ、いったい何が原因なのかはわからないけれど
つまり、1度できなかったからと言って、
あきらめてはいけないのだということだと思う。

残念ながらその逆もあって、いままで、難なくこなしていた方が
とつぜん混乱に陥ることがある。
これも、原因はさまざまに絡み合っている。

でも、できなかったことができるようになるのは、
決して偶然ではない。
大切なのは具体的に処理をすることのような気がする。
役者は、人間の表現だから、
気持ちを考えたり、動機を探ったりするのだけど、
それらの感情を漠然と空想するのではなく、
なぜ、そう感じるようになったのか、具体的に考える方のほうが
出口は早く見つけられるようなきがする。
それが、役者って、やっぱり技術職なんだなと感じるゆえん。

かんじゅく座公演まで、あと2週間を切って、
ここからが、ラストスパート!
ひとつでも、ふたつでも、
「できない」が「できる」に変わるといいな。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2014-04-24 00:12

▽コメント▽
Commented by yonedaです 04/24 10:22

 今日の鯨さんの文章は素敵だ、魅力的だと感心しました。
そうなんです。舞台は映画などと違い突然すばらしい役者になることがあるのです
(もちろん役を把握してのことですが)。
逆に突然台詞が出てこないこともあります、こちらの方が多いです。
その役者はきっと見えないところで努力されていたのでしょう、それがある日開花したのでしょう。
熟年はそういうことがあるのです。いつもいつもではないのでうれしいことです。

Commented by ema 04/24 22:53

yonedaさま
ずっと見続けてくださってありがとうございます、いろいろ感じるところがあると思いますが、やはり、継続は力なりです。そして、お客様への感謝の心を忘れないことですね。


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