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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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1分診療

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ちょっと喉が痛かったので
早いうちに手をうとうと、
稽古場近くの、8時半から診療をしているという耳鼻科にいく。
まえもって、ネットで豊島区界隈の耳鼻科を調べてみたが
それほど評判は悪くなさそうだった。
なによりも、8時半からという点が
ありがたい。
どんなに待たされても
10時少し前には稽古場に入りたいから。

さて、耳鼻科の自動ドアを開けると、
老若男女、ベンチを埋めていた。
こりゃあ、待たされるわ・・・・
覚悟して受付を済ませる。
ベンチに坐ったトタン、恐ろしいほどの眠気に襲われたので
寝て待っていたら、あっというまに自分の番が廻ってきた。

ベテランと、ネットで評されていた先生は
「こんにちは」とも
「どうしましたか?」とも聞かない。
私が「喉が痛くて」というのも聞いているのかいないのか
脱脂綿つきの針金に、液体をつけて
私の喉につっこんだ。
それを2種類。
以上、おしまい。
看護婦さんに促されてネブライザーへ。

「こんにちは」は?
「お大事には」?
私の喉はどうなっていたの?!

ネブライザーにすわりながら
納得いかない気持ちを看護婦さんに投げかける。
「診てどうだったのか、わかりません。」
応えは「・・・・」。

診察券&処方箋を受け取るとき、
何の薬が出されるのですか、ときいて
やっと「これが喉の殺菌で・・・」という
それらしい説明を聞くことができた。

こういう診療がふつうなら、
本当に恐ろしいことだ。
でも、大切なのは、
きちんと説明してくれる医者を探すことではなく、
説明しない医者に、聞く勇気を持つことだと思う。
流れ作業にとりこまれ、出されたものを自動的に飲んで
治療した気になっている・・・・

そういう人が
日本にはとても多いことを、ここ1ヶ月あまり、痛感している。
自分の体に、生活に、社会に、もっと関心を持ち
わからないことをたずね、
間違っていると思ったことに「まった」をかける、
そういう勇気が足りない。
なにかが起こってから攻めるのではなく
起こる前から野放しにしないこと。
結果、孤立する可能性があるから
日本人は無関心を決め込むのかもしれないが
今回の震災で、
「変わらなきゃ」を実感している人はおおいはずだ。
生活のいろいろな所に反省点がある。

ああ、早く喉を直そう。

~本日のありがとう~
稽古場に取材に来ていただく。
かんじゅく座の演劇活動が
いろいろな人に夢を広げる活動になればありがたい。
ありがとうございました。

Trackback(0) Comments(4) by 鯨エマ|2011-04-30 23:11

▽コメント▽
Commented by つき 05/01 08:26

エマさんの意見に同感です!
相手の反応が怖くて、聞けない。
私の場合は「とんちんかんな質問だったらどうしよう」などと思ってしまう。

でも、そういう不安点は後になってやっぱり「聞いておけばよかった」ということなのです。

自分の立場とか、プライドとかにあまり固執しないようになったんですよ。最近。
としのせいかな。

誤解を恐れずに言うと、震災において「無関心を装う」ことで、冷たい人と思われなくて「がんばろう」とか「つながろう」とか言ってる人、いるんじゃないかと思うんです。

節電も募金もチャリティも、「私はがんばってますよ」的ポーズを示すことでその他大勢になりたいんじゃないかと。

なぜそんなふうに思うのか。
私自身の中にそういう要素があるからだと思います。

意地悪なんですかねぇ、私。

 

Commented by Yamepi 05/01 08:37

読んでいてほんとにそうだと思いました
自分の体のことなのに、相手は専門家というだけで
訳もわからず委ねてしまうんですよね
これが実はとてもおかしなことだということにすら
気づかない人がたくさんいると思いますし
気づいていてもうるさいヤツと思われたくなくて
何も言わない人もいます
ワタシも後から腹を立てる始末の悪い後者タイプです

Commented by yasumine 05/01 16:48

その通りです。
僕も最近はお医者さんに
この薬をください!と
こちらから言います。
専門医でもあやしいこともあります。
学会指導医でなければ
安心できませんね。

でも、専門的過ぎちゃうと
あまりに他の病気に無知になる・・・。
どこの病院へ行けば???
医療コンシェルジュとかいう窓口があるけど
本来、医療コンシェルジュは
医者じゃなければならにのではと思います。
総合的に行き先を決める窓口が必要ですね。

Commented by ema 05/02 22:45

つき様
似たようなことを私も思うことがあります。
私のように、都心で計画停電も免れているような人間が、いかにも理解を示しているかのように「つながろう」ということが、胡散臭く感じてしまいます。被災地で避難所にいる人たちが、テレビなどで、この都心の盛り上がりを見て、どう思うのか・・・・と、よく考えます。

yamepi様
相手が専門家というだけで・・・
これって、テレビでみている原子力発電の専門家の発言にもいえますね。本当にわからないから、信じるしかないけれど、もっと日ごろから関心を持っておけばよかったと、日々反省しています。

yasumine様
医療コンシャルジェ・・・・たしかに、それは医者ですよね。
以前、こんなことがありました。
食事をするごとにほっぺたがはれて痛かったときのこと・・・。最初に歯科にいったら、内科に行ってくれといわれ、内科に行ったら咽喉科にいけといわれ、咽喉科にいったら口腔外科に行けといわれました。唾液腺が詰まっていたので、口腔外科の範囲だったのですが、医者は、自分が診たことない症状については、この程度だと思います。ただ、体というのはすべてつながっている、器官だけでなく、精神ともつながっているということを考えると、ある程度総合的な知識を持っていて欲しいと思います。


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