ご利用規約プライバシーポリシー運営会社お問い合わせサイトマップRSS

[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

< 次の記事 | 前の記事 >

祭り

このエントリーをはてなブックマークに追加

夜、介助で祭りにいく。
盆踊りにこんなにたくさんの人が参加しているとは思わなかった。
町内会の催しなんていうものは
もう、高齢者ばかりの集まりかと思っていたら、若年、中年、
そして子供たち、狭い公園にあふれんばかりの人たちだった。
どことなく、ほっとする風景・・・。

今年の夏はどこへもいけそうにない。
知人から「目標は花火3箇所めぐり」ときくも、
半ばうらやましくもあるが、
目の前に詰まれた公演の残務処理を思うと
遊んでいる場合ではない。

ただ、この盆踊りの音というのは
どこか遠くへ行かなくても
私を遠くかなたへ押しやってくれる
懐かしい響きがある。

子どものころ、片道1時間半、私立の小学校へ通っていた私は
近所に友達を作ることができなかった。
子ども会に参加してもなんとなくよそ者で、
お祭りの太鼓の練習までは行くことができなかった。
いつも、道端で、太鼓を叩く同年代の子達を見て
うらやましく思っていた。
家ではクラシック音楽がかかり
姉はバレエを習い始め、家族が洋物に傾いていた。
そんな環境だったのに、なぜかこの、太鼓の音は心に響く。

この殺伐としたご時世にもかかわらず、
小さな公園の盆踊りにたくさんの人が集まってくるのは
この音色のせいではないだろうか。
ピーヒャラピーヒャラ、ドンドン、ドドン、
踊れない車椅子の高齢者、子供を抱いたお母さんたちも集まっている。

蚊に刺されることもすっかり忘れて、その音色を引きずりながら
ホームに帰った。
夏っていいな、と思った。

Trackback(0) Comments(3) by 鯨エマ|2008-08-04 10:10

▽コメント▽
Commented by たかこ 08/04 17:09

えまさん
ご丁寧に
お葉書ありがとうございました
無駄な時間など
ミジンコもないエマさんなのに
きっと寝る時間を削って書いてくださったのでしょうね
「らっきょう」の仕込みの時みたいに

惚れます!

Commented by ゆたりあん 08/05 10:00

昔は夏って嫌いでしたが
最近、夏が好きです。
猛烈なエネルギーを感じます。
情緒ある日本祭りには
神輿や提燈の灯、囃子や太鼓の音、
お香や篝火、屋台の味、踊る人々・・・。
視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚
すべてで感じることができる
唯一のエンターテイメントなのかも
しれませんね。

Commented by ema 08/06 10:08

たかこさん、
寝る時間を割いているわけではないのに、昨夜もうやっぱり、蚊で眠れませんでした。ああ、もういや・・・!

ゆたりあんさん
芝居をうつことをときどき、
祭に例える人がいます。
「1週間のお祭だから」とか「祭が終わった」とか・・・
演劇も祭にどこかしら
あこがれるんですね。
祭には「神」という存在があるからでしょうか。
無宗教の日本人も、ある絶対的存在を
心のどこかで求めているのかな・・・

[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

< 次の記事 | 前の記事 >

ゆたりブログ



「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)